2015年1月7日水曜日

ポーキーズのこと

来週の連休に、ポーキーズのワンマン・ライブを行います。
そして、このライブの後、しばらく活動休止となります。


ザ・ポーキーズ ワンマン・ショウ
1月11日(日)
高円寺 Show Boat
open18:00/start18:30
¥2100(Dr別)
〜オープニングゲストバンド〜
『深水龍作 DEEP MOUTH』



僕が唯一サックスを吹く、ブルース・ブラザーズみたいなバンドです。

ギター2本に管楽器、コーラスもいる9人編成のバンドで、主に60年代ソウルのカバーをやります。
15~6年以上、ほぼメンバー変わらずに続いてます。
僕がアメリカにいた4年間も解散することなく、夏に帰国する度にワンマンライブをやっていました。


21、2歳くらいの時に、ベースの的場さんと始めたバンドです。
その頃、的場さんから、ソウル・バンドやろうよ、と何度か言われてたんです。
でも、まだ若くヒヨッコの僕からしたら、的場さんは年上で憧れの人で、当時20後半か30歳くらいだったんじゃないかな。
とてもじゃないけど、と思っていました。

そんなある夜、家で「コミットメンツ」を見ました。
ソウル・バンドを作ろうとするアイルランドの若者たちを描いた、音楽映画の名作です。


感動しました。
感動のあまり、見終わったその場ですぐに的場さんに電話をしました。
ソウル・バンドやろう!って。
それで、始まりました。


ギターは、今ではGWOでも一緒にやっている山本さんを誘いました。
山本さんの好きなザディコやCoockie&Cupcakesをやるバンドです、と偽ってスタジオに呼びました。
「マチルダ」(という曲)やりましょう!とか言っておいて、未だにたった一度もやったことありません。
今では笑い話です。


ソウル・バンドなのでホーンが僕一人では格好がつきません。
でも、ジャズや吹奏楽あがりの人は絶対に誘いたくなかった。
彼らとは、グルーヴの感覚を共有できないから。
そもそも、大抵の管楽器奏者は、自分の楽器の入っていない音楽をあまり聞きません。
だから、ロックや、ましてソウルなんて聞かない。
ホーンセクションの入ったソウルバンドがあっても、ソロになった途端に、ジャズのフレーズが飛び出す。
僕はそれが大嫌いなんです。
その音楽が好きじゃないなら、リスペクトがないなら、やるなよ。ジャズだけやって死ねよ。それは先人に唾を吐く行為だよ。
そういう、上手いスタジオ上がりのおっさんが高円寺ジロキチとかでやってる魂のない形だけのバンドに、ケンカを売りたかったんです。

そんな時、レコード屋かどこかに張ってあったバンドメンバー募集のチラシの中に、趣味の合いそうなものがありました。
確かベース募集とかだったと思います。
とりあえず電話して呼び出して、高円寺の今は無き喫茶店、琥珀で会いました。
2mくらいの身長のギタリスト、大曽根くん。
音楽の話が合ったので、サックスやってみない?と強引に誘いました。
もちろん、大曽根くんは管楽器未経験です。
どう話したのか覚えてないけど、僕は「縦笛と同じだよ!」と言ったそうです。
本当に覚えてないけど、よく彼はOKしたな、と思います。

さっそく友達を当たって楽器を調達して、渡しました。
最初は大変でしたし、お前もっと練習しろよ!とか怒ったりもしました。
軽いノリで誘ったくせにね。
でも、確信があったんです。
こういう音楽は、テクニックじゃなくて、リズム感。
どれだけグルーヴを共有できるか、ということだけです。
それに、同じ音楽の話ができない奴とはバンドなんてやりたくないし。
結果、大成功でした。
大曽根は、サックス奏者としては決して上手くありません。
それでも、彼以上にポーキーズの音楽に貢献できるサックスは、今後も現れないでしょう。


大曽根が、ジョー・コッカーみたいな暑苦しい風貌のボーカルを連れてきました。
ギタリストで、歌うのは初めてだと言う。
でも、見た目と声質だけで、すぐ決めました。
最初は、ギターを持たずにステージに立つことで緊張したりしてて。
大山克幸。
ソロでもやってるし、DAI Oh JO! というバンドもやってます。


もう一人、誘いたい奴がいました。
僕が最初にバンドというものを始めた時から一緒にやっていたギタリスト。
エディと呼ばれています。
いくつかのバンドを一緒にやって、二人であがた森魚のバンドに加わりました。
あがたさんとエディと3人で、メキシコにも行きました。
ちなみに、僕はそれが初の海外旅行でした。

あがた森魚バンドにはもう一人ギタリストがいて、エディはマンドリン担当でした。
エディはとてもセンスのあるギタリストです。
しかし当時は、緊張して萎縮して実力が出せないタイプでした。
バンドにはスタジオ・ミュージシャンの人もいたし、色んな人と交流する機会もありました。
そんな中でエディは緊張し、のびのび楽しんで演奏できるには程遠くいました。
そもそもギターじゃなくて、マンドリンだし。
エディはその頃に結婚もして、悩み、そして音楽をやめました。

それから半年か1年くらいは経っていたでしょうか。
このバンドなら、ポーキーズなら、気軽な気持ちでどうだろう?
ダメ元で電話してみると、OKの返事が!
嬉しかったです。
色々と吹っ切れたのか、ポーキーズで初めて、解放されて自由にギターを弾くエディを見ることができました。
素晴らしいギターです。
こんな風に弾くのを、ずっと見たかったんだよ!
それまでの彼の葛藤を知ってることもあるし、ライブでもスタジオでも、エディのギターで何度も泣きそうになります。
誘って良かった。


と、まだメンバー半分で長くなりそうなので、続きは次回。








~お知らせ~
12月7日、三鷹にある音楽バー、バイユーゲイトが火事に合いました。
隣のビルからの出火が燃え移ったもので、被害により営業停止、いまだ再開の目途は立っていません。
大好きなお店です。
音楽を全肯定で愛する、ピュアなお店です。
少しでも、僕のことが好きだったり、興味があったりするのであれば、是非、再開支援の寄付をお願いします。
1000円でも2000円でも、未来の飲み代と思って。
そして、再開した時には、バイユーゲイトで一緒に飲みましょう。
ライブでも、お店で最高の演奏をすることを、約束します。

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