宴の終わり

ポーキーズが終わった。
久しぶりのワンマン。
すごくいいライブだったと思う。

またやってよ!という声も多くて、それはすごく嬉しいです。
でも、確かに解散ではないんだけれども、当分やるつもりはありません。

ポーキーズは、「バンド」であって、他の音楽活動とは全く別物です。
個人的には、やりたい音楽活動も今いくつもあるし、そもそもワンマンやるって決めたのも、今後は当分集まれないだろう、という事情があったからで、一度区切りをつける気持ちでのぞんだライブでした。だから、楽しいからやります!という風にはなれないです。

サックスもっと吹いたらいいよ!とも言われます。
でも、ポーキーズでしか吹きません。
サックス奏者じゃないんで。
僕があれだけステージで解放されていられるのは、楽器をやってる意識がクラリネットの時と比べて薄いからかもしれません。

まあね、昨日はやりきりましたよ。
最後のBring It On Home To Me あたりでは、もう限界で倒れるかと思ったくらい。
ステージ上で全部出し切ってそのまま死ねたら幸せかもなーとさえ、たまに思います。
それは「音楽」とはまたちょっと違うことで、僕は純粋なミュージシャンではないのかもしれない。
もっと、突き抜けるとか伝えるとか魂とかいうことの意識が強いかも。

ポーキーズでやってるようなことを、クラリネットでもやりたい。
Dr.ジョンの自伝に、ジェイムス・ブッカーがバンドにいると、どんどん高みへ高みへと登っていけた、みたいなことが書いてあった。
そんなミュージシャンになりたいと思う。
音符の再現には、興味がない。


そんなことを考えながら、今日は高橋絵実さんとのステージ。
彼女は、僕がやりたいことが、できている。
今日も楽しみです。
そして、バンジョーとのデュオでジャズ・ブランチ演奏。
リラックスして好きなようにやらせてもらいます。

いってきます!

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