山中湖レコーディング

コロリダスNewアルバムのレコーディングで山中湖へ行ってきました。

スタジオに泊まって朝から晩までのレコーディング。
連日ゲストミュージシャンも参加。
これはいいの録れないと嘘でしょう!

こんなスタジオです。


ゲストのプレイも最高!

小西英理(ピアノ&アコーディオン)

吉行慶一郎(ギター)

中村泰介(ピアノ)


なかなかエキサイティングなレコーディングでした。
途中、機材トラブルでだいぶ本当にものすごく追い詰められましたが、それも含めてレコーディングマジックが生まれたと思います。
仕上がりが楽しみです!



レコーディングは、緊張と弛緩とのせめぎ合いです。
細部まで気を使うことと、リラックスすることと。
このバランスが難しい。
吹きながらあんまり考えてると、勢いのないつまんない演奏になっちゃう。

個別のブースに分かれて録るので、後から自分のパートだけ録り直しできます。
これがまた難しい。
プレイバックすると細部が気になって、次やればもっと良くなるんじゃないかって思っちゃう。
キリがない。

自分の演奏に関しては、周りがOKと言えばOKと思うことにしています。
細部なんて、自分しか分かんないし。
完璧を目指す演奏なんてつまんない。
まあ、どうしても気になっちゃうこともありますよ。
そんな時は、自分の演奏だということを頭で切り離して、曲全体をぼんやりと引きで聞くようにします。
雑味やミスが堪らなくかっこいい演奏だってあるし、そういうのは狙ってできないし、何が聞き手に響くか分からないですからね。

いいプレイができたと思います。
クラリネット一本でここまで多彩なアレンジは、そうはないと思います。



ここ数日、アレンジを考えるのにいろんなバンドを聞いてました。
改めて圧倒されたのは、ヒカシューのアルバム『はなうたはじめ』。
ちょっとしたフレーズやリフや各楽器のソロまで、全てがフリーキーなのにキャッチーで有機的で。
名盤すぎます。

その中の「ポトラッチ天国」の冒頭の歌詞を最後に。

当然だけどオレは最高ー!
偶然だけどキミも最高ー!
オレとキミにハシゴを掛けて
支えのない神話を語ろう

いまそんな気分です。

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