見る前に跳べ

ブログを始めてみて、いつの間にか書くことに慣れてきた。
これまでも、たまーに文章を書く機会はあった。
書くこと自体は嫌いじゃないけど、すごく時間がかかるし面倒くさいし、自分から書きたいと思ったことはなかった。

でも、今は違う。
書こう、と自分から思うようになった。
特に、気持ちが動いた時とか、書くことで息がつける。
何か感じたときに、文字にしよう、とすぐ思うようになった。

書くのも早くなった。
ブログを始めた最初の頃は、まず書き始めるのに時間がかかり、書き進めるのに時間がかかり、見直すのに時間がかかり、とにかく時間がかかった。
今はかなりスラスラ書けるようになった。

ブログで、翻訳もしてる。
これも、そう。
始めた頃に比べると、格段に早くなった。
自由になった。

なんでも、慣れだなーと思う。
ブログも、翻訳も、とにかくやってみよう、と思って開始した。
見通しも勝算もなく、始めてしまってから考えよう、と思った。
やってしまえば、何とかなる。
その、一歩を踏み出すまでの時間は、無駄。
行動に移る前の考える時間を、できるだけ減らしたい。

「見る前に跳べ」という言葉が好きだ。
岡林信康のアルバムで知った言葉。
アルバム自体は、実は聞いたことないんだけれども。
大江健三郎の小説も、読んでいない。
キャッチーだから記憶に残ったフレーズ。
グダグタ考える前にやれよ、という意味に解釈してる。
それらの作品でどう扱われてるのかは知らないけど、好きな言葉です。

やってみないと、何もわからないと思う。
失敗したら、そのやり方がダメだったと分かるから、それも前進したことになる。
同じ場所にいないことが大事。

言い訳を考えることは簡単なこと。
なら、どうせなら、やらない言い訳より、やってしまう言い訳を考えた方がいい。
そうやって、心がけています。
言い訳を考えるのが上手いなら、行動するのも早くなれるはず。

そういえば、ニューオリンズ行ったとき、たくさんの人に言われた。
みんな行きたいけど、なかなか行けないんだよ、って。
そう言いたい気持ちはわかるけどさ、おかしいよ。
本当にどうしてもどうやっても行けない人って、そうはいないはずだから。

行きたいか、行きたくないか。
気持ちがハッキリしたら、あとは、行くか行かないかだけ。
行きたいのに行かないのは、おかしい。
行かない人はね、本当は行きたくないんだよ。

もし、決意できないのなら、とりあえず行ってみたらいい。
そうしたら、それが自分にとって正しい決断だったかすぐにわかる。
1年も2年も考えて悶々としてるのは、無駄。
ニューオリンズ行って、やっぱり違うってなって1か月で帰国したとする。
そうしたら、2か月めから迷いなく別の道を行くことができる。
行動してしまえば、すぐにわかる。
とてもシンプルなこと。

そう、とってもシンプル。
まず、やってみよう。
やってみると、意外に何でも上手くいくものです。


そういえば、久々に「見る前に跳べ」って言葉のことを考えた。
そろそろ、小説読んでみてもいいかな。
最近、本を読むことからも遠ざかってるし。
よし、図書館に行こう!
感想は、またブログに書きます。

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