2015年12月7日月曜日

Mosaic Records "The Atlantic New Orleans Jazz Sessions"

楽しみにしてたCDが、届きました!

Mosaic Records から出た4枚組Boxセット "The Atlantic New Orleans Jazz Sessions"。
アトランティック・レコードが1962年にニューオリンズで録音した音源をまとめたものです。  
中身は、いわゆるニューオリンズ "リバイバル" ジャズ。
当時すでに高齢のミュージシャンも多く、洗練とは無縁の、生々しい伝統的なニューオリンズ・ジャズの貴重な記録となっています。

これ、ずーっと欲しかったんですよ!
Mosaic Recordsは、ジャズの良質なBoxセットで名高いアメリカのリイシュー・レーベルです。
以前に、ジョニー・ホッジスのスモール・コンボ録音を集めたBoxを買ったことがあり、内容の素晴らしさは確認済みでした。
ちなみにコレがそのライナーです。

今回買ったBoxセットの存在は、アメリカにいた時に知りました。
ただ、Mosaic Records は基本的に限定生産しか行っておらず、その時点ですでにソールドアウトで、たまーにeBay等で売られていても、高いので見送っていました。
それが、最近ふと思い立って検索してみたら、アメリカのマイナーな通販サイトで中古が売られていたのを見つけたんです。
しかも安く。
こんなチャンスはないと思い、即注文しました。

少し前にCDプレイヤーを買ったのは、このBoxセットがきっかけなんです。
音源自体は、実は持っているものも含まれています。
でも、家で箱を開けてライナーを広げて、あらめてゆっくり聞きたい。
実際の音や解説もいいけど、装丁がまた素晴らしいんですよ。
モノクロの美しい写真や、紙の材質までこだわって作られています。
こうやって丁寧にパッケージされたものを前にして聞くと、同じ音源でも聞こえ方が違うだろう、と思ったんです。

実際に聞いてみると、思った通り。
何度も聞いた曲に、一から新鮮に向き合うような気分です。
音楽の重みが増します。
初めて聞いた時の感動が甦る、って書くと陳腐に聞こえるけど、ホントにそう思いましたね。

あらためて、ジョージ・ルイスの素晴らしさに打ちのめされます。
そして、冒頭のYoung Tuxedo Brass Bandの、ジョン・カシミアのむせび泣くようなEbクラリネット!
「ニューオリンズ」って、こういうこと。
ニューオリンズのリズムっていうのは、パターンからじゃなくて、ハートから作られるんですよ。
だからいくらリバースやホット8の表面だけ研究しても、永遠にどこにも届かない。
国内の◯◯ブラスバンドを聞いて、いいなと思ったことは一度もありませんからね。
リスニングが、足りないんですよ。
譜面で表せないフレージングって、どうやってそれをモノにすればいいのか分りづらいから、聞いて体で吸収するしかない。
ジョン・カシミアのクラなんて、その最たるもの。
ああみんなに聞かせたい!

よく上の世代の人が、「昔はレコード一枚買うのも大変で一枚一枚じっくり聞いた、今はレンタルやネットで聞けるから一枚の重みがない」みたいに言いますが、それは本当なんだろうと思います。

僕もたくさんのニューオリンズ・ジャズの録音を聴いてきたけど、このBoxセットの音源は、特別なものになるでしょう。
とはいえ、そんなにCD買う資金もないし、そうしていたら聞ける量はものすごく少なくなってしまうので、一長一短ですけどね。

そんな状況で、こうして丁寧にパッケージされた商品を買うのは、すごくいい選択だと思います。
今は色んな形のBoxセットや編集盤も出てますからね。
そして、その中でも、Mosaic Records の仕事は群を抜いて素晴らしい。
好きなミュージシャンのものがあれば、買って損はないと思います。
チェックしてみてください! 
Mosaic Records HP

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