2015年10月19日月曜日

グルーヴについてぼんやり考えたけど、それでもムタンチスはかっこいい

土日コロリダスで遠征してきました。
2日間ずっと音楽を聞いたりやったり話したりしてるわけで、いろいろ思うこともあります。
グルーヴについて考えました。
といっても考えがまとまった訳じゃないんだけど、思ったことをそのまま書いてみます。


とにかく、僕が音楽の要素の中でグッとくるのは、リズムというかグルーヴなんですね。
いいメロディや好きなコード進行やしびれるアレンジや、そういうのももちろん大好きだけど、その演奏がグルーヴしてなければ、僕にとっては意味がない。
すごいいい曲を単調に演奏に演奏するより、ダサい曲をグルーヴィにやる方がいい。
すごいかっこいいフレーズがあっても、生き生きと演奏されてなければそれは音楽じゃない。



名古屋でパーカッション奏者のセイジさんと一緒にライブをやりました。
すごくよかった。
曲が始まった瞬間から、セイジさんのグルーヴが伝わってくる。
曲中でも、ずっと生き生きと語りかけてくる。
今まで何度も演奏してる曲に、はじめて本当に息が吹きこまれたかのよう。
それは技術の問題ではなくて、グルーヴ。
身体の中に音楽が流れているか、ってこと。
グルーヴって、演奏する以前に、それを体内に持っているかどうかで決まるんですよ。

翌日の移動の合間にバンド練習をしました。
今までずっとしっくり来なかったある曲のある部分のフレーズがありました。
それが前日セイジさんとやった時には自然に演奏できたので、その録音を聞いてみたんです。
そしたらわかった!
僕のリズムのとらえ方が今まで違っていたんです。
セイジさんの音をよく聞いたら、僕が頭で鳴らしていなかった音が鳴っていた。
その後みんなと合わせてみたら、バッチリでした。

音符としては、何も変わりません。
でも、体内に鳴らすグルーヴが微妙に違う。
今までも、もしかしたら他のメンバーはそのグルーヴを感じていたのかもしれません。
でもそれは僕にはわかりませんでした。
いつもどこか腑に落ちないままに演奏していたし、リハでやってみても何かしっくりこなかった。
それをセイジさんは、グルーヴをそのまま音として明確に発信することができていたわけです。
僕もステージ上でその音を聞いて、何も考えずに合わせて自然に演奏ができた。
こういうやり取りが、楽しいんですよ!



移動の車中で、リー・ドーシーが流れました。
アラン・トゥーサンがプロデュースしてミーターズがバックをつけたやつです。
もう!死ぬほどかっこいい!
信じられないグルーヴィさです!
なんでこんなにかっこいいのか、全くわかりません。
絶対に譜面に書けないし、分析もできないと思う。

ミーターズといえば、"Cissy Strut"。
リフ2つだけでできている、超シンプルな曲です。
簡単だし誰でもすぐ演奏できるし、やってみるとすごく楽しいんですよ。
たくさんのバンドがカバーしてるのを何度も聞いたことがあるし、どれも悪くない。
でも、ミーターズの演奏が圧倒的に最高です。
なぜなんだ!
グルーヴは奥深い。


そういえば、あるギタリストに、君のクラリネットは基本的にリズムだよね、みたいなことを言われたことがあります。
面白いこと言うなーと思いました。
確かに、管楽器奏者には、リズムよりコードやスケールのことを考えてるプレイヤーが多いのは事実です。
そんな中で、僕のようなタイプは珍しいんだと思います。
吹いてない時もずっと演奏してるつもりだし。
まあこれはまた別の話かな。



そんなことを考えながらいたら、車中でムタンチスがかかりました。
最高!
ムタンチスは、ミーターズと比べたら全然グルーヴィじゃありません。
でも、とにかくセンスがいい。
アレンジ、フレーズ、タイミング、全てが最高にクリエイティブで独自のセンスに充ちている。
隅から隅まで大興奮です。


グルーヴがないと音楽じゃない!とあれだけ思った矢先に、決してグルーヴィじゃない音楽を聞いてこの興奮。
結論。
やっぱりまだまだ音楽はわかりません。

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