2014年8月7日木曜日

変で最高な人に勇気づけられた話・WADA MAMBO

昨日はWeekend Garage Tokyoというお店で演奏しました。
略してWGT。渋谷と代官山の中間くらいにあります。
付近の業界の方々が出入りしそうなお洒落なお店です。どんな業界かの検証はまた今度。

素晴らしいシンガー、モッチェ永井と2人で演りました。
2人で演るのは2度目です。前回はぶっつけセッションに近い感じだったけど、その後バンドでも何度かライブやって、だいぶ曲も覚えた。
やっぱり曲を覚えてると自由度が違います。リラックスして、泳ぐようにやれる。楽しかったです。
モッチェの声は気持ちいい!

それはそれ。
今夜また別のライブを終えて夜中に帰宅したばっかりにも関わらず昨日のことをブログに書こうと思ったのは、対バンが最高だったから。
WADA MAMBO。
国内随一のカリプソ・バンド、カセット・コンロスの和田真の弾き語りです。
コンロスのことは知ってました。といっても、実は名前だけですが。
10年以上前に一時期カリプソにはまってて、それがちょうどカセット・コンロスが登場した頃だったと思うんです。確か「カリプソ天国」ていうタイトルのDVDや、バンブー竹田さんのカリプソガイド本とか買いました。和田さん監修のコンピレーションも買ったような記憶があります。
なのに、ちゃんとコンロスを聴いたことはなかったんですよね。なんでだろう。

もともと、「スカ」とか「ジャンプ」とか、オリジナルを聴くのは好きなんですが、それをリバイバルしたバンドにはあんまり興味ないんですよね。ただの替え歌になってる場合が多いので。
そういう先入観があって、「カリプソ」バンドと言われてたコンロスにも積極的に手を伸ばすことをしなかったんでしょう。

もっと早く聴いてれば良かった。
WADA MAMBO、衝撃的に素晴らしかったです。
とにかくギタープレイが変で最高。
なんか、親指で強烈に低音弦を弾くのを多用するんですが、それがすごく、いなたい。ジャカジャカかき鳴らした次の瞬間に突然テキサスギターみたいな指引きフレーズに跳躍して、合間にベース音が挿入される。
聴いたことないサウンドです。
ギターという楽器に対する解釈が、普通じゃない。弾き語り=ボーカル+ギターのコード&合いの手、という概念から全く逸脱してます。ずっと聴いてても飽きない。
うーん、ギターの語彙に乏しくて説明できない!ライブ行ってみて!だまされたと思って!

和田さんはずっと4弦ギターを弾いてたそうです。そこに低音弦を足して6弦になった、という発想なんでしょうか。実際、6弦にはベースの弦を張ってるそうです。チューニングも変わってて、普通のギターより音域が上下にかなり広いらしい。
そりゃあ変なサウンドになるわけだ。

変な人って面白い。
和田さんは、変なことを追求した果てに素晴らしい地点に到達した、いい例。
変なことって、やってる人が少ない。だから友達もできない。ときに風当たりも強い。手本もないから、追求していった先のことも想像できない。
でも、やる。
って、これは僕の体験から言ってることで、和田さんがどんな風に進んできたのかはわからない。でも、きっと、そんなには違ってないんじゃないかな。
僕は、変な人に会う度、こんな風に勝手に想像して自分を勇気づけることにしてるんです。

モッチェも、ダイナミックギターという変わったギターを弾いてる。
僕も、アルバート式という変わったクラリネットを吹いてる。
という訳で、変わった音楽家の集まった夜でした。

最後はカセット・コンロスのメンバーも飛び入りして、崩壊するくらい盛り上がりましたとさ。







2 件のコメント:

  1. 何気なく書いている「曲を覚えてると自由度が違う」というところに、なるほどと思いました。メインメロディを吹かない人に曲を覚える必要の是非を問われたときの返答にします。

    返信削除
  2. 確かに、事前に曲を知らなくても演奏は可能です。
    が、頭の中に曲、歌モノであればメロディが流れているかどうかで、絶対に演奏内容は変わってきます。
    さらに言うと、メンバー間で、頭の中に鳴ってる音楽をどれだけ共有できるかが、全体の演奏に大きく影響すると思います。頭の中で共有ができてれば、極論、音を出さずにそこに居るだけでも演奏に参加してることになるんですよね。それが、演奏の自由度にも繋がるのかな、と思います。

    返信削除