8月6日

東長崎の商店街のお祭りに行きました。
ザディコキックスも出るし、わりと近いから自転車でフラっと。

こぢんまりした、小さな商店街に屋台がちょっと出て、みたいなものを想像してたのが、行ってみたらすごい人出。
商店街自体は、けっして大きくない。
道だってたいして広くない。
それが人で溢れかえって、ものすごい熱気です。

ザディコキックスのライブは、あいかわらずの盛り上がりでした。
別にキックス目当てではない近所のひとたちが、踊ってる。
ファンキーおじさんも飛び入り!

祭りだからってことも、もちろんあるでしょう。
でも、きっとそれだけじゃない。
音楽に詳しくない人でも、楽しくなって思わず踊りだしたくなる魅力が、あります。
お客をあおったり、面白いこと喋ったり、しないのに。
演奏だけで。
しかもザディコっていうスーパー・マニアックな音楽で。
こんなバンド、どれだけいるだろう。

アコーディオンのヨシタケさんは、東長崎で「クレオール・コーヒー」というカフェを開いています。

名前からして、マニアック。
店内ではザディコが流れ、壁にはルイジアナから取り寄せたシングル盤のレコードが並んでいる。
だのに、音楽マニア集う店、というわけじゃない。
行くたびに、地元の人たちが立ち寄ってコーヒーを飲んでいる姿に出くわします。
ザディコが流れる中で、おばちゃん・おじちゃんが世間話をしてる。
こんな趣味全開の店が地元に根付いてるって、すごいことだと思います。

そういうザディコキックスのあり方は、ひとつの理想形です。
好きな音楽を追求して、でもそれを変に主張して押し付けず、一般の人たちの中に居場所を確保して、音楽の楽しさをちゃんと伝えてる。
しかも、家族ぐるみでバンドやってますからね。
好きな音楽を共有できる仲間と一緒に、演奏と生活と両立しつつ、閉鎖的にならず、バンドを続けられるなんて。
なんでそんな風になれたんだろう。
うらやましいです。

いやー楽しかった!


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