2016年8月5日金曜日

8月5日

昨日また、あるミュージシャンが田舎に帰った話を聞きました。
すごくいいアルバムを出してから、まだ半年くらいしか経ってないんじゃないかな。
驚きました。

田舎に帰った、と言っても、きっと音楽をやめるわけじゃない。
東京にも定期的に演奏に来るかもしれない。
逆に落ち着いてじっくり自分の音楽を熟成していけるかもしれない。
その土地の人気ミュージシャンとして、地域をベースに活動してる人もいるし。
東京に大きな「仕事」があって、定期的に行き来するケースだってあるし。

でもやっぱり、東京で一線でやってた人の場合、地方では活動のペースは落ちるでしょう。
だって、ミュージシャンの数も、音楽スポットも、東京は異常なくらい多い。
新しいことを始めたり、メンバーを集めたり、人と会ったり、フラっと仲間のいる場所に顔を出したり、というのは、東京にはかなわないと思います。


田舎に「帰る」って言うじゃないですか。
東京に「出てきた」人が、元いた場所に「帰って」いく。
どんな気持ちなんだろう。
僕は東京生まれで今も実家は埼玉だから、田舎に帰る、ということがよく分からなくて、想像するしかありません。

遠くから、わざわざ東京に「出てきた」わけです。
実際問題として、音楽を中心として金銭的にも上手く生活が回っていれば、「帰る」必要はないんじゃないか。
ミュージシャンが東京を離れる場合、音楽とお金の問題が原因のケースがほとんどじゃないでしょうか。

りぶさんの活動休止に続いて、昨日聞いたこの話。
音楽をやめたわけじゃない。
きっと続けてくれると思う。
もしかしたら、続けるために、バンドを休止したり、東京を離れたのかもしれない。

いやー、こういうことを考えさせられる出来事が続きます。
歳をとったからかな。
もっと歳を取れば、音楽から離れる仲間も、もっと増えるんだと思う。
そういうものなんでしょう。


今日も演奏をしてきたけど、果たして自分の音楽活動の中で、どういう意味があったか。
いちいち考えてもしかたない。
でも、何も考えずにいては、長く音楽を続けることは、きっと難しい。

てことを、ぼんやりと頭に浮かべながら、今までやってきました。
これからも、やっていけると思ってます。
けどね、なんだかちょっと物悲しくなったんです。

ニューオリンズでは、若いミュージシャンに対して、"Keep Playing !" ってみんなが口グセのように言います。
バンドを休止しても、東京を離れても、音楽をやめないでください。
僕も、やめません。

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