N.O.生活(渡米前)5 食べものの話など

僕はメキシコ料理が大好きです。
初めて行った海外がメキシコで、それ以来の大好物です。

サンフランシスコには、メキシコからの移民が多く住んでいるので、タコス屋がたくさんあります。
それで、ホテルに移ってからは毎日、タコスばっかり食べてました。

3ドルでタコス2個、くらいだったと思います。
たまにブリトー食べると、7ドルくらい。
店で食べるとチップやら飲み物やらで10ドル行きますが、テイクアウトなら安いです。

朝はスーパーで買ったパンを食べて、昼にタコスか何かメキシコ物を買って、その残りを夜あっためて食べる、という、毎日そんな生活でした。
たまにホテルの近所にある、カウンターだけのさびれたハンバーガー屋にも行きました。
ここも安くて美味しかった!
アメリカで一番のカルチャーショックは、ハンバーガーとピザの美味しさかもしれません。

チョコレートも、日本のものとは違う。
どこのスーパーにも、沢山の種類のチョコレートが置いてあって、どれも安くない。
2ドルとかそれ以上するのが普通で、食べごたえがあるんですよ。
日本の感覚だとチョコはおやつですが、それよりもオニギリやパンといった軽食に近いくらいにずっしりしています。
美味しいし、間食としてよく食べました。

あとドーナツ。
街中に普通にドーナツ屋があるのが新鮮でした。
日本ではまだドーナツって、そんなに定着してなかった頃だと思います。
最近はセブンイレブンでもドーナツ始めましたが、当時はクリスピー・クリームも東京では見たことなかったし、スタバとかも今より少なかったですから。

ホテルの建物の1階に、ドーナツ屋がありました。
深夜もやってて、よくコーヒーを買いに行きました。
店内は古くて味があって、たまりません。
さらにたまんないのが、いつ行っても、ホームレスかと思うような風体のおばあさんがずーっと同じ席に座ってるんですよ。
新聞やフリーペーパーをテーブルに雑然と広げて。
とてもアメリカ的だなーと思った光景です。

日本食は、全く恋しくありませんでした。
3か月間、日本食どころか米も食べなかったと思います。
そういえば、ニューオリンズにいた4年間だって、日本食を食べたいと思ったこと、特になかったです。
長期滞在してる日本人の中は、定期的に日本人街に行って食べたり、わざわざ日本から食材を取り寄せて料理してる人もいました。
食が合わないって、大変なことですよ。
食べ物でストレス抱えない性質で、本当に良かったです。


しばらくして、ホテルから移りました。
今度は、語学学校が斡旋するホームステイ先に。
電車とバスを乗り継いだ場所の、フィリピン人街でした。
ステイ先の主は地元のバス会社をリタイアしたアメリカ人で、奥さんがフィリピン人。
子供2人と暮らしていました。

主はたぶん60才くらい。
歩くのが大変そうなほど太ってます。
3・4度目の結婚で、奥さんは10〜20歳下でした。
子供はまだ小学生くらいでしたね。
男の子がまた太ってて、いつもソファで超大画面のテレビを見ながら、スナック食べてました。
食事も、料理もするけど缶詰めのことが多かったし、そりゃ太るでしょ。
この時も、アメリカだなーって思いました。

すごく平和な住宅街で、 そこの家族との交流以外は、英語と楽器ばっかりでしたね。
朝5時くらいに起きて、シリアル食べて、ベランダでコーヒー飲みながら単語を覚えるのが気持ちよかったです。
家族に日本の曲を演奏してくれと頼まれて、「美しき天然」をやったり。
平和でした。

そうそう、学校までの乗り換え駅の構内に移動ホットドッグ屋がいて、これがまた美味しかった!
ソーセージ自体も美味いし、刻んだタマネギやピクルスを、自分で好きなだけトッピングできるんですよ。
ホットドッグも、アメリカで目覚めた食べ物のひとつです。

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