GWO音源できました!

 Golden Wax Orchestra の音源ができました!


先月の撮影の際に、映像と別にマイク立てて録音もしてたんです。
全7曲なので、ミニ・アルバムと呼ぶべきでしょうか。

もともと、アルバムを作るために録音したんじゃないんです。
とにかくGWOは、内容を説明するのが難しいバンドです。
なので、資料的に渡せる音源と映像が欲しかったんですよ。
だから最初は、自分のiPhoneで録ればいいや、くらいに思ってました。
それが、結果として撮影も録音もスペシャリストが参加してくれることになりまして。

それなら!
ということで、録音前日に急遽、曲を増やすことにしたんです。
まずは曲数できるだけ録ってみて、それからどうするか考えようと思って。
そしたら!
当初の予定を遥かに上回るモノができてしまった。
これは出していいだろう。
ワンマンまでに出来れば、と急ピッチでパッケージを考えて、ようやくギリギリ完成しました!


まさかこんな流れで音源をまとめることになるとは。
準備万端で臨んだレコーディングではないので、聞き直すと気になる箇所もあります。
リハなしでその場で合わせて録った曲もありますしね。
でも、適度なライブ感とラフさが、かえってこのバンドには合ってる気がします。
肝心の「ソウル」の部分は、間違いなく捉えられていますから。

だって、ソウルのあるミュージシャンを集めましたからね。
ギターに上村秀右。
僕が日本最高のロックバンドと思っているイグノランツのリーダー。
例えばジミヘン好きなギタリストっていっぱいいますが、その魂の部分にまで近づいていける人を、僕は彼の他に知りません。
自分のバンド以外でも、ブルース界隈では大御所との演奏も多いです。
実力派です。

そしてベースには的場慎太郎。
20年近くの付き合いになります。
彼ほど野性味があってマジカルなベースを弾く人はいません。
上手い人は他にもたくさんいますが、的場さんはね、とにかくワクワクさせてくれるんですよ。
世界一好きなベーシストかもしれません。


GWOの代表曲のひとつ、Touch The Hem Of His Garment はもちろん、ずーっとやりたかった2曲、Let Them Talk と Beautiful Isle of Somewhere も収めることができました。
Let Them Talk についてはコチラに書きました。

Beautiful Isle of Somewhere は、古い賛美歌です。
敬愛するシンガー、ジェフ・マルダーが歌っています。
復帰後のライブ盤の最後に収められたアカペラ・バージョンが大好きです。

ジェフ・マルダーの音楽に対する向き合い方には、とても勇気づけられてきました。
10年くらい前でしょうか、復帰後の来日ライブ初日のスターパインズ・カフェに行きました。
そこで、ジェフが書いた日本のファンへ向けた手紙が配られたんです。
そこには、ブランク期間から再び演奏活動を始めた心境などが書かれていました。
とても感動的な文章でした。

その後ニューオリンズ大学で勉強してる頃は、練習用クリアファイルの表にジェフの写真を貼っていました。
そのくらい、色んなものを与えてくれてきたミュージシャンなんです。
彼が70年代に残したアルバム群は、アメリカン・ミュージックの宝だと思っています。

ジェフがアカペラで歌ったその曲を、録音しました。
もちろん僕もアカペラで。
今後も機会があれば、また録音したいと思っています。


熱い音源ができました。
収録曲は

Love Me Tender
Touch The Hem Of His Garment
The Dark End Of The Street
Those Lonely, Lonely Nights
Tennessee Waltz
Let Them Talk 
Beautiful Isle of Somewhere

です。
もちろん、バイユーゲイトに持って行きます。
お楽しみに!

ご来場、心からお待ちしています!!!


5/16(土)
GWO presents 「ゴールデン近藤 Sings Soul」
ギター:米内山尚人(ペーソス) / 中里淳 / 山本和人
ベース:的場慎太郎

19時 open / 19:30 start
Charge 2000円

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