LIVE報告 : GWO & モッチェ永井

昨晩は三鷹バイユーゲイトでゴールデン・ワックス・オーケストラのライブでした。

お店の入り口。
写真に撮ろうとして離れた所から見てみたら、ニューオリンズの建物みたいでかっこいい。


こんなチラシを作ってもらいました。


バイユーゲイトには、僕は他のバンドでも何度か出演したことがあり、GWOとしては3度目になります。
このお店、あえてジャンル分けするならブルース・バーになるのかもしれませんが、ブルース!!というよりも、黒人音楽とその周辺の大衆音楽が全く分け隔てなく聴けます。
音楽的に、間違いなくいちばん好きな飲み屋です。
バイユーゲイトについては、そのうちゆっくり書きたいと思います。


共演は噂のシンガー、モッチェ永井。
彼のことはこちらにも書きました。
http://teppeikondo.blogspot.jp/2014/10/blog-post_2.html


リハ風景。

モッチェの声は本当に気持ちいい!
バイユーゲイトは音がよく響くので尚更です。


本番開始。

ほとんどのお客さんはモッチェ初体験。
でもいざ歌い出すと、その声とキャラにどんどん魅了されていくのが、見ていてわかります。
MCもリラックスしていい感じ。
モッチェは雰囲気つくるのが上手いな。



ライブ後、客席は「いい声!」「素晴らしい!」と絶賛の嵐。
モッチェ、もっと色んなジャンルのお店でやったらいいよ!
絶対うけるよ!


そしてGWOの番。

モッチェの後は、やりやすい。
いや、変な意味じゃなくて。
お客さんが、いい具合にリラックスしてるんですよ。
いわゆる、客席があったまってる、という感じ。

セットリストはこちら。

1、Congo Mambo (Guitar Gable)
2、That's All I Need (Magic Sam)
3、Down To My Last Heartbreak (Wilson Pickett)
4、Lonely Teardrops (Jackie Wilson)
5、That's How Strong My Love Is (O.V.Wright)
6、Love Me Tender (Elvis Presley)
7、Sisters (John Boutte) 
8、魚ごっこ (Bo Gumbos)
9、Tennessee Waltz (Sam Cooke)  
10、Once Upon A Time (Marvin Gaye & Mary Wells)

お気づきでしょうか?
そう!なんと、日本の曲が入っています!
今回、モッチェ永井と共演ということで用意した、ジャマイカ寄り=ニューオリンズ風ナンバーのひとつです。
なんか、急にこの曲思いついたんですよね。
バイユーのお客さんならボ・ガンボス好きだろうし。
転がるピアノのフレーズをクラリネットでやったりして、面白かったです。

ちなみに、7~9曲めは、すべてセカンド・ライン・ビートで仕上げました。
ニューオリンズのリズムは気持ちいい!
ずっと演奏していたくなります。


ここでモッチェ再登場。
一緒に3曲演奏しました。

Once Upon A Time (Marvin Gaye & Mary Wells)
Twistin' the Night Away(Sam Cooke)
Mercy, Mercy (Don Covay)

Once Upon A Timeは、以前からモッチェ永井がレパートリーにしてる曲です。
モッチェは、デルロイ・ウィルソンのバージョンをベースに歌っていますが、オリジナルはマーヴィン・ゲイのデュエット曲です。
元がマーヴィン・ゲイなわけですから、GWOでもやっちゃおう!両方続けて聴いてもらおう!という企画。
といっても、ウチらは原曲とは全く違うリズムでやりましたが。
バージョン違いをライブで一緒に聴けるなんて、なかなかないですよ!

Twistin' もMercy, Mercyも昔から何十回と演奏してきた曲ですが、モッチェとやると随分と雰囲気が変わります。
なんというか、歌のグルーヴが大きくてゆったりしてるんですよね。
面白い!
大きいグルーヴを持った人って、少ないです。
僕は大好きです。
今回はセッション形態だったので、いつかちゃんと合わせてみたいですね。

と、楽しんでる間にライブはあっという間に終わってしまいました。
汗かきました。
GWOを初めて見たお客さんも喜んでくれて、僕らだけでなくモッチェ永井のことも気に入ってくれたのが嬉しい!

ライブって、いい演奏するのは当たり前。大前提です。
その上でお客さんには、その日その場所に来て良かった、と思ってもらいたい。
そういう意味でも、共演者、そして場の空気も含めて、昨日は良い夜でした。


終演後に話してて面白かったこと。
僕が、「まさか一曲目にインスト・ナンバーやるとは思わなかったでしょ?」と言っても、誰にも全然伝わらない。
考えてみたら、GWO自体がインストのバンドなわけで、そりゃあ何のことやら、ですよね。
Congo Mamboの原曲が、インストなんですよ。
僕はいつも歌モノを演奏してる感覚なので、この曲は他とは全然違う「インスト・ナンバー」と思ってたんです。

今後、「インスト・ナンバー」も増やしていく予定なのでよろしく!


バイユーゲイトは来月11/30にも出演します。
次回の共演は、イグノランツの上村秀右率いる爆裂ブルース・バンド「青猫トリオ」です。
これがまたすごい!
GWOも、ブルース・ナンバーを仕込んで挑みます。
楽しみです!

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