ここ数日のこと

コロリダスで奄美に行ってきました。
東京とは、さすがに気候が違う。
暑いです。
湿気もあります。
夏はもっとすごいらしい。

景色も、東京とはぜんぜん違う。
花や木々や建物。
森や、海もある。

「島」だからでしょうか。
町並みやひとびとが、いままで行った、少なくとも国内の場所とはなんだか違う。
異国情緒、と言ったらさすがに大げさかもしれないけど、とにかく独特です。
空気がゆったりしてて、のんびりしたくなる。
あまり観光的なことはしなかったけど、それでもまた行きたいと思わされました。



でも、旅行って行かないんですよね。
小さい頃の家族旅行はあるけど、自分では行かない。
音楽やってるからこうして各地に出かけるし、過去に海外に行ったのも、音楽抜きではあり得なかったと思います。
音楽がなければ、東京から出ないでしょう。

ツアーなどでどこかに行けば、もちろん楽しいですよ。
でも、そりゃ楽しいけど、東京にいたって楽しいし、やっぱり音楽をやるのがいちばん楽しいから、わざわざ出かけようとは思わないんです。

いわゆる「オン/オフ」みたいな、仕事と休みと、みたいな生活をしてこなかったのもあります。
時間があれば楽器を練習するし、常に音楽を聞いたり考えたりしていて、それを休むことはない。
実家を出て以来「休日」っていう概念がありません。
だから、気晴らしもストレス発散も遊びも必要ないんです。

奄美はすごく良かったけど、純粋に旅行としては、やっぱり行かないかもしれないな。
あえて音楽の時間を割いてまで出かけるって、少なくとも今のところは考えにくいですからね。
でもまた行きたいな。
演奏依頼、大歓迎です。


あと、飛行機を降りる時。
空港に着いて停止した途端、みんな急かされてるみたいにして席を立つじゃないですか。
我先にと荷物を下ろして出口に向かう。
あれ、すごく醜悪だな、といつも思ってるんですよ。
そんな隣の人を押しのけてまで急ぐ必要ないじゃん。
で、誰かが席から通路に出ようとしても、止まって列に入れてあげる人がいない。
だから、降りようとしたら、流れが切れるまで待つか、サッと割り込むしかない。

欧米ではあり得ないことです。
荷物は譲り合って助け合って笑いあって下ろすし、通路に出たい人がいれば、必ず待って列に入れてあげます。
つくづく、日本人て他人を思いやる心がないよなーって、まあ思うことが多いんですが、また思って少し暗い気分になりました。

奄美の人は、きっと違うんだろうな。
奄美いいな。



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