2016年5月25日水曜日

楽器は人生の修行

毎日練習してすごいね、って言われることがあります。
自分では、ピンときません。
楽器をやらない人からはそう思えても、それは当たり前のことだからです。
いやホント、ミュージシャンなら分かるはず。
特に管楽器は、演奏するのに日常生活とは別の筋肉を使うので、練習をやめたらすぐに衰えてしまいます。
毎日練習する必要があるんです。
「1日休むと取り戻すのに3日かかる」と言います。
本当かどうか分かりませんが、そう思っている人がいるのは事実だろうし、あるいは、毎日の練習を持続するために自分にそう思いこませるのかもしれません。

実際に僕も、少なくとも楽器をはじめて数年間は、強迫観念のようにして毎日練習していました。
この言葉を、信じていた、というか、信じないといけない、くらいの勢いでした。
だって、調子がいい時もあれば、よくない時もあるわけですよ。
気分が乗らない日もある。
それでも、自分の意思とは関係なく、毎日練習しなくてはならない。
簡単ではありません。

毎日練習するためには、ある程度は規則正しい生活を送る必要があります。
例えば、ライブのあと朝まで飲んで昼まで寝ちゃったりしたら、その日の練習に影響しますからね。
だから、僕はずっと、どれだけ遅く寝ても、朝は早く起きるようにしています。
ときには帰宅が朝になっても、昼過ぎまで寝るようなことは、まずありません。

とにかく、どんな手を使っても、練習をするんです。
それこそ昔は、眠くならないようにと、練習前にお腹いっぱい食べることを避けたりもしてました。
わざと薄着になったり。
寒い方が頭が冴えますからね。


さらに問題なのは、効果の保証された練習方法などない、ということです。
この練習が、果たして役に立つのか。
毎日練習していても、すぐに上手くなった、と思えることなんてありません。
数週間、数ヶ月も、上達したと感じられないことなんて、しょっちゅうです。
僕は独学だったから、上手くなったよ!なんていう外からの声もないし、本当に霧の中にいるような、先の見えないこともありました。
それでも、信じて練習を続けるしかない。
根拠なんてなくても、とにかくひたすら信じるしかないんです。
そうすると、数ヶ月後のある日突然に、あ!上手くなった!と感じる瞬間があります。
すごく嬉しい。
ああ続けてきてよかった、と心から思えます。
ずっと、その繰り返しです。


長いこと楽器をやっていると、音楽以外の面でも恩恵があります。
自分を律する能力が身につくんです。
昔は、気分が乗らない時に練習するには、強い意思が必要でした。
今では、もっと簡単に、スイッチを入れるようにして練習に向かうことができます。
練習内容も、これをやったらどうなるか、と考えること無く、とにかく決めたらやる。
そのメンタルは、日常生活にも活かされています。
何でも、決めたら迷わず実行するし、決断も早くなった。
とにかく、全部を行動に還元していくこと。
それは、毎日楽器を練習することから学べるものです。
人生修行ですね。


なんでこんなこと書いてるかというと、最近パッとしないからです。
練習してるんだけど、練習したいこともいっぱいあるんだけど、いまいち気分が乗らないことが多い。
そんな時もある、って、何度も経験して分かってるんですが。
それでもやっぱり、どこか停滞感がある。
そのうち霧が晴れることも、知ってるんですが。

うーん、なんだか愚痴みたいになってしまいました。
まあ、そういうことも、あるんですよ。
みんな、どうしてるんですかね?
今度、教えてください。


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