2015年11月10日火曜日

名乗る資格

音楽やってて、〇〇の弟子、なんて名乗る人がいます。
おいおい。
お前にそんな資格はないよ。

好きなミュージシャン、尊敬するミュージシャンは、〇〇です。
嘘つけ。

そう言うには、それなりの覚悟がなきゃいけない。
お前の演奏からは、それが全く感じられない。
ヘラヘラやってるなよ。


って思わせる奴らが多すぎます。
別に、その〇〇と同じくらい崇高な演奏をしろ、ってことじゃない。
演奏レベルの話ではないんです。
ただね、〇〇に本当に感銘を受けたんなら、その時の気持ちがずっと心に残っているはず。
そしたら、いつでも真剣に、〇〇に聴かせて恥ずかしくないように、真摯な姿勢で演奏しなきゃいけない。
というか、自然にそうなるはずでしょ。

そうならないなら、あなたの中に〇〇はもういない。
その時は心が動いたのかもしれないけど、消え去っているということ。
もう、あなたと〇〇は無関係。
だから、〇〇の名前を出す資格はない。
出したら、それは嘘であり、〇〇を馬鹿にすることになる。


僕は、好きなミュージシャンと言われたら、サム・クックを挙げます。
他にも、ライ・クーダー、ジェフ・マルダー。
実際に接した中では、ニューオリンズのミュージシャン達、中でもクラリネット奏者のマイケル・ホワイトとトミー・サンクトン。
日本では、あがた森魚。
そして、ミュージシャンではないけど、中村とうよう。

僕は、これらの名前を気軽に挙げているわけではない。
常に彼らに恥じないように音楽をやっているつもりです。
ダメな時は彼らを思い出せば背筋が伸びるし、またやれる。
そしてこうやって名前を出すのは、これからも捧げるように演奏していこう、と自分に言い聞かせることでもあります。


僕のように考えるミュージシャンばかりじゃないのは、分かってます。
そもそも、感動から音楽を始めた人の割合だって、多くない。
実感からすると、2割くらいでしょうかね、そんなにもいないかもしれない。

と、自分で書いて思ったけど、そういう人の場合、音楽を始めた動機が、そもそも感動からじゃないんですよね。
感動を知らない人達にこんなことを言ったって、伝わるわけないよな。

でも、嫌なんですよ、そんな風に軽々しく音楽を、素晴らしいミュージシャンである(あった)〇〇を扱うことが。
すみませんね。
幸い、そういう人達と関わる機会の少ないままに、今までやって来れました。
これからも、できるだけ距離を置いていたいと思っています。


あーあと、これはまた別の話かもしれないけど、プロフィールに〇〇と〇〇に師事、なんて書いてる人は、僕はたいていダメだと思ってるんでよろしく。
クラシックとかのアカデミックな業界は仕方ないのかもしれないけど、ポピュラー音楽をやってるのに、「師事」とか言ってる奴とは、合わない。

という偏見を、僕は持っています。

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