2016年7月25日月曜日

先輩たちに囲まれてGWO!

おとといは新橋のARATETSU UNDERGROUND LOUNGEにて、Goden Wax Orchestra。
楽しい嬉しい夜でした。

アラテツ・ラウンジの、3周年記念ライブですからね!
酒も豊富、料理も旨い、内装もいい、もちろん音もいい、ジュークボックスまである、いいお店です。
音楽の趣味や考え方が偏ってないのが好きなんですよね。
僕みたいに、黒人音楽は好きだけどブルース・ソウル系の飲み屋は口うるさい人がいるから好きじゃない、というタイプにとって、数少ない落ち着ける音楽飲み屋。
これからも、足を運ぼう。

そして、共演は中尾淳乙!
オレンジ・カウンティ・ブラザーズのギタリスト。
前も書いたけど、日本のルーツ・ミュージックを築いてきた中尾さんのようなミュージシャンと交流できることは、本当に嬉しい。
あの人たちがいなければ、僕はこんなに音楽を好きになってないと思うんですよ。
自分をいわば育ててくれたミュージシャンと同じステージに立てるなんて。
楽器をやってて良かったとつくづく思います。

"オレカン"って、どうやら本当にかなり伝説的にリスペクトされてるバンドなんですよね。
ライブがすごかったらしい。
ロックでヤクザな感じが、かっこよかったらしい。
特別な存在だったらしい。

あとから音源で知った身としては、同時代のその空気感は想像するしかありません。
僕はハタチ頃に御茶ノ水JANISでレンタルして聞いて、その時は「日本語でテックスメックスをやっていたバンド」というくらいの認識しかなかったですからね。
けっきょくオレカンより、ダグ・サームやコマンダー・コディとかばっかり聞いてました。
そしたら、きのうアラテツでオレカンのライブ盤がかかってて、それがすごい良かった!
ライブ・バンドの側面が、あったんでしょうね。
全盛期のライブを見てみたかったな。


オレカンの飯田さんをはじめ、大先輩の姿が並ぶ客席は、ちょっとしたものでした。
話してみると、とにかく誰も彼も歴史がある。
その歴史がやっぱり、すごいですよ。
内容だけじゃなく、いろいろ経ていまも音楽の現場にいる、ということがね、無条件ですごいと思う。
その、歴史を背負った先輩たちの前で演奏するっていうのは、エキサイティング。
しかもクラリネットでソウルという、過去に誰もやってない形態で。

ライブには自信あります。
でも同時に、キワモノに見られるかも、という気持ちも、常にあるんです。
昨日はそんな心配は無用でした。
1曲めから手拍子が鳴り、特異な二人組をあたたかく迎えてくれた。
はじめてのお客さんが楽しそうに聞いてるのを見ると、やっぱり嬉しい。
しかも昨日の客席は特別なわけで。
嬉しかったな。

途中、中尾さんの曲もカバーしました。
レコーディングでも弾いてるサンチャゴ・タムラ氏にもステージに上がってもらって。
いやーアコーディオンいいなー!

いいステージでした。
まさかアンコールがきてしまい、急遽その場で思いついてGood Night Irene をやりました。
ギターのビューティフル美田にその場でコードを指示しながら。
そういえば、スティービー・ワンダーのライブのアンコールで、スティービーが楽器ごとにフレーズを口頭で指示して曲を作っていく場面がありました。
そうか、俺はついにスティービーか。
なんてね。
たまにはそういうのも、スリリングで面白かったんじゃないでしょうか。


そして中尾淳乙&アルマジロ・トリッパーズ。
ベースの鵜沢さんが身内の不幸により欠席となり、ベースレスの興味深い編成。

ライブは、録音の印象の何倍も熱かった!
熱い人なんだな。
ベースがいない分、リズムに徹する場面が多くて、個人的には中尾さんのフレージングが好きなだけに、リードプレイを聞けたらもっと良かったな。
その代わり、他の楽器の絡みが面白くて、満足でした。

気負わないライブ。
客席も誰もが楽しそうに聞いていて、とってもいい空気。
伝説のオレカンも、きっとこんな風にレイドバックしたライブをやってたんだろうな。
このままあと10年20年して、歳をとってテクが衰えても、ステージで特別な空気を出せる人なんだろうな、と思いました。
変な例えですが。

最後に飯田さんが急遽ステージに呼ばれ、僕も呼ばれ、お客で来ていたザディコキックスの竹内さんも呼ばれ、中尾さんの曲と、最後にサー・ダグラス・クインテットのShe's About Mover をやって大団円。
面白かった!


ライブのMCで中尾さんが、「今日はルーツ・ミュージシャンがたくさん来てくれて〜」て言ってました。
ルーツ・ミュージシャン。
いいな。
クラリネットでどんな音楽やってるの?って聞かれることがあります。
GWO以外の活動の方が多いから「ソウル」って言うのも違うし、コロリダスのメンバーだけど「ラテン」のスタイルで吹いてるわけじゃない。
「古いジャズ」も「ニューオリンズ」も、どこかしっくりこない。
これからは、「ルーツ・ミュージック」って答えよう。
そう答える度に、きっと中尾さんのことを思い出す。
先輩ルーツ・ミュージシャンを聞いて学んできた、という誇りを持って。
昨夜は、ありがとうございました。

アラテツさん、これからもご発展を。
溺れそうな時は、呼んでください!



7/23 セットリスト
1.Pouring Water On A Drowning Man
2.Cry To Me
3.Lonely Teardrops
4.メドレー :Those Lonely Lonely Nights~I Love The Life I`m Living~Please Get Me
5.South To Louisiana
6.Love Me Tender
7.Please Send Me Someone To Love
8.Touch The Hem of His Garment
9.Tennessee Waltz
10.Soul Man
アンコール Good Night Irene




0 件のコメント:

コメントを投稿