GWO宣言



Golden Wax Orchestra という、サザン・ソウルのバンドをやってます。
歌ものバンドですが、ボーカルはいません。
クラリネットが、ボーカルの役目を果たします。

僕がクラリネットで「歌心」を追求するためのバンドです。
ギターとのデュオ形態が多いですが、現状、メンバーは固定していません。
いろんなミュージシャンをバックに、「歌って」みたいと思っています。


僕は歌が好きなんです。
サム・クックやオーティス・レディング、ジャニスやビリー・ホリデイ。
そういう人達に心を揺さぶられてきました。
その魂を、音に宿したい。
例えば、Change's Gonna Comeの冒頭の、"I was born〜"の声!
それを、やりたい。
ソウル・シンガーに、なりたいんです。

いわゆる「アドリブ」はしません。
楽器編成からして、メロディ〜ソロ回し〜という展開を期待すると、肩すかしでしょう。
メロディをそのまま、クラリネットで「歌い」ます。
歌詞に寄りそって、余計な要素を排して、音に魂を込めて。
偉大な先人達、ソロモン・バークやジョー・テックスみたいに、やりたいんです。


そもそも、以前から思っていました。
なんで管楽器プレイヤーはすぐジャズ風のアドリブに走るのか、と。
もちろん、そこに人生かけてる人もいるでしょう。
でも、他の楽器に比べてアドリブに頼る比率が高すぎる。
機械的に指をたくさん動かして、アクロバティックなフレーズを吹いて、スポーツみたいに興奮したいだけじゃないのか。
そこで何かが失われてる場面も、あるんじゃないか。
僕は、あると思います。
このバンドは、そういう管楽器業界への、挑戦でもあります。


スーパーマーケットのBGMみたいじゃないの?という心配は無用です。
僕が吹けば、そうはなりません。
メロディだけで感動させる自信があるので、このバンドを始めたんですから。

こう書くと、シリアスなものを想像するかもしれません。
ご心配なく!
ライブはエンターテイメント感満載です。
最高の衣装で、最高のステージングで、最高のテンションで、お送りします。
リラックスできて興奮できて感動できる。
それがソウル・ミュージックです。
ジャッキー・ウィルソンやジェームス・ブラウン、サム&デイヴのステージも、そうだったはずです。


クラリネットで、アドリブに頼らず、全身全霊でサザン・ソウルを演奏する。
なかなかヒップでソウルフルな試みだと、自負しています。
是非ライブにお越しください!
損はさせませんよ!


次回ライブ
2/16(月)阿佐ヶ谷 SOUL玉Tokyo
Golden Wax Orchestra/ Rockin' Shoes
20時スタート
1500円

この日は、ギターの中里淳くんとのデュオです。
GWOはしばらくライブは少な目になると思いますので、お見逃しなく!

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