2/12(木) 高橋絵実ワンマン

高橋絵美さんワンマンライブ、いよいよ12日木曜日です!


高橋絵実 ワンマンライブ
“彼女の赤い実”

高橋絵実(vo.)
センチメンタル岡田(pf.)
近藤哲平(cl.)
増井朗人(tb.)
東谷健司(wb.)
山本貴仁(dr.)

会場 六本木 音楽実験室新世界
入場/19:00
開演/20:00
料金/ご予約:3000円(税込)+ドリンク
当日:3500円(税込)+ドリンク
チケット御予約はコチラ
http://shinsekai9.jp/2015/02/12/emi-takahashi1/


絵実さんに出会ったのは昨年の10月末。
GWOで呼ばれたイベントに、絵実さんも出演していました。
どんなだろ、とフラっとステージを見に行ったんです。
ゾクっとしました。
最初の一音で心を奪われ、ステージが終わるまで、目が離せませんでした。
まさに一瞬たりとも。
そんなこと、ないですよ。
今まで他にあったかな?思い出せません。
だから、しばらくして絵実さんからワンマン出演のオファーを受けたときは、飛び上がるくらい嬉しかったです。

彼女は、特別です。
ミュージシャンというよりは、芸術家。
彼女の声は、歌の上手い・下手といった表面的なことを越えて、心の奥深くに届きます。

素晴らしい歌手は大勢います。
一緒に演奏した人、レコードで聞いた人。国内外に大好きな歌手はたくさんいます。
でも、絵実さんの持ってる力は、特別です。
そして、こういう特別な力を備えたシンガーを、僕は多くは知りません。

サム・クックは、きっとそうだったんだろうな。
生で体験した中では、あがた森魚とジョン・ブッテだけですね。
歌う、あるいは楽器を演奏する、というのとは、また別の才能なんですよ。


少しは具体的な説明も。
絵実さんは、シャンソンからスタートした歌手です。
今では、オリジナルも交え、スタンダードからポップスまで、何でも歌います。
声質が小野リサに似てるって言った人もいました。

と、ここまで書いて、さて、似た声質の人はいるかな、と何人かの歌手を聞いてみたんです。
まずニーナ・シモンとカサンドラ・ウィルソンを聞いてみたら、意外に似ていません。
彼女たちは、声に雑味があって、それが味になってる。
対して絵実さんの声は、雑味がなくビロードのようなんです。
小野リサ。
まあ似てなくはないけど、絵実さんと比べると、軽くて爽やか。
アン・サリー。
やっぱり軽いし、歌の上手さの方が目立つ。
ふたりとも、「いい歌手」だな、と思いました。

思いつくままに聞いた中では、声質は中山うりが近いと思いました。
僕はうりちゃんも渡米前に手伝っていたので、なんだか奇遇だな、と思いましたね。
ただ絵実さんは、一音の中に意味というか情報量をありったけ詰め込むようにして歌うので、受ける印象は全く違います。

あらためて聞き比べてみると、類い稀な声の持ち主です。
普通のシンガーとは、ぜんぜん違う。
新世界のHPでは、ヴェルヴェット・ヴォイスと形容されています。
そう、この声を浴びるだけでも、来る価値ありますよ。

彼女は普段ピアノとデュオで演奏することが多いですが、今回はバンド編成です。
とはいえ、ライブハウス的なロックぽい音ではありません。
ウッドベースですしね。

トロンボーンとクラリネットという管楽器の組合せも、絶妙だと思います。
大ベテランの増井さんとの絡みは、楽しいです。
ミュートビートからレピッシュやThe Manといった経歴からすると意外と感じるほどに、細やかで繊細なプレイです。
いいですよ!


今回参加できることは、光栄です。
僕のプレイも、いつもとはニュアンスが違ってくると思います。
どうぞ、ご期待下さい。
僕自身、とても楽しみです。

新世界のHPに、絵実さんのインタビューもありますよ!

ご予約、お待ちしております!


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