2016年11月5日土曜日

The Fave Raves

ジロキチに、The Fave Raves を見に行った。
素晴らしかった。

サザンソウルのバンドです。
ボーカルの青山さんとギターのヒトミさんが中心で、この2人の出す音がね、もう全部の音がソウル。
なんだかわからないけど、にじみ出てるんです。
他のメンバーは時々で違う。
昨日は、ウッドベース、ドラム、ピアノ。
フェイヴ・レイヴス名義でウッドベースなのは初めて見たんだけど、レコーディングも同じメンツだそうです。

レコ発ワンマンでした。
遅れて行ったので、もちろん満員で立ち見。
遅れたのは、行こうか迷ったから。
その後で下北に行く予定もあったし、混むだろうし、お金かかるし。

迷った自分が恥ずかしい。
こんな素晴らしいライブを、こんな近くで、こんな値段で観れるなんて。
1stステージを4曲聞いた時点で、もう感動の波にのまれていた。
涙が出ていた。


しかし、こんなに言葉で説明するのが難しいバンドもない。
だってカバーバンドだから。
アレンジに凝ったりするわけでもないし、表面的には、古いソウルの曲をただ演奏するだけ。
でも、「カバーバンド」という言葉からイメージするお約束の発表会的ヌルさは、ひとつもありません。
そこら辺の若いバンドが束になっても敵わないくらいの、熱。

ゲストの森崎ベラさんは、日本でサザンソウルを歌えるのは青山さんだけだ、と言う。
僕も、少なくとも今まで色んなシンガーを聞いてきた中では、その通りだと思います。
上手い下手とかシャウトとか節回しとかそういうのじゃなくて、とにかく全部からソウルミュージックのエコーが聞こえてくる。
こんなシンガーはいない。
ヒトミさんのギターもそう。
同じフレーズをいくらコピーしたって、こうは弾けない。
もう1人のゲスト、ソウルクラップのタイキさんが、俺たちは25年(?)前から音楽やってる仲間で...みたいに話していた。
それだけ長い間、好きな音楽に愛情を注ぎ続けたら、こんな風になれるものなのか。


お客さんは、ソウルファン(他に呼び方あるのかな?)の人たちが多いようでした。
モッズ界隈とも、かぶってるのかもしれません。
僕はぜんぜん出入りしてないシーンです。
みんな、フェイヴ・レイヴスやソウル・クラップを支えてきたんでしょう。
とても楽しそう。
いい雰囲気です。

だけど、もったいないな、とも思ってしまいました。
もっともっと色んな人が、聞いたらいいのに。
「ソウルファン」以外の人たちにも、響くはず。
そして、このバンドを見れば、ソウルミュージックの良さがわかる。
少なくとも、僕の演奏をいいと思ってくれる人は、フェイヴ・レイヴスに感動するはずです。
だって僕は、ああいう風に、青山さんみたいにやりたくて、クラリネットを吹いてるんだから。

ロックバンドやってる若者や、そこそこセンスのいいルーツミュージックをやってる30代の人なんかが、聞いたらいい。
音楽を愛して捧げて演奏するってどんなことなのか、わかるから。
そういうやり方もあるって、知るのと知らないのとでは、音楽人生の幅が違ってくるから。


アルバムを買いました。
『Another Night In Memphis』

ライブがいいローカル・バンドのアルバムって、微妙なものが多い。
変にスッキリした音で、しかもどこか安っぽかったりするので、普段はあまり買いません。
でもこれは、なんとリボンマイク2本の一発録りだそうです。
それならきっと間違いない!
こんなライブ見てそんなこと言われたら、期待しちゃいますよ!


後の予定があり、アンコールの途中で店を出ました。
それでも、十分に満足しました。
こんなバンドが身近で聴けるなんて、なんて恵まれてることか。
また、見に行こう。

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