シルエット近藤&ザ・港

おととい、『ムードクラリネットの夜』をやりました。
西荻窪の小料理HANA。
着物のママが1人でやってる、カウンターだけの粋なお店。
料理が美味しい。
ママが素敵。

このユニットで出演するのは、3回目です。
好評なのか、たまたまなのか、満席でした。
お客さんの方がムード歌謡に詳しいので、毎回勉強しながらのライブです。
客席でもいろいろとウンチクが飛び交い、文字通り、勉強させてもらってるんですよ。
事前のリハもないので、本番でもどうしても危うい場面があるけど、それでも回を重ねるごとに、だんだん演奏も安定してきたように思います。

いつものように思いつきで始めたユニットですが、意外といい感じなんです。
いい感じなので、来年は活動の場を広げていこうかと思い、それにはバンド名がやはり必要だろう、ということを、先月ゴールデン街で飲みながら話していたんですが、なかなか思いつかなくて。

名前って、大事です。
意味や思い入れを優先して、読みづらい・覚えづらい・音楽性と合わない・そもそも読み方がわからない名前をつける人の、なんと多いことか。
それはダメです。
どんな音なのか雰囲気なのか、聞いただけでイメージさせるのがベスト。
昭和感、ムード歌謡感のある名前にしないといけない。

悩んだ末、
「ザ・港」
にしました!

そしてワタクシは、
「シルエット近藤」
相方は、
「サンシャイン米内山」
と名乗らせていただきます!

「シルエット近藤」はね、だいぶ気に入ってます。
昭和の場末の胡散臭さが、あるでしょ?
「ザ・港」は、やや迷いもあります。今後の活動場所にもよるけど、ちょっとポップすぎる気もして。
どうですかね?
ご意見お待ちしております。



Golden Wax Orchestra をやるときは、「ゴールデン近藤」と名乗っています。
それ以外の、クラリネット奏者としての活動では、「近藤哲平」。
いまのところこの3つですが、今後さらに増えるかもしれません。
ジャンルやユニットごとに名前を変えるのも、面白いかな、と。

元ディキシー・ド・ザ・エモンズのハチマさんが、そうでした。
ハッチー・ブラックボウモア、ハッチ・ハッチェル、ハウリン・ハチマ。
ネーミング自体が、海外ミュージシャンの名前をもじってる。
いまはずっとハッチ・ハッチェル名義で活動してるけど、ドラムも叩かないし音楽性も違うし、新しいファンの中にはミッチ・ミッチェルやリッチー・ブラックモアを知らない人も多いと思います。
デックレック周辺の人たちは、ネーミングセンスが秀逸でした。
まず、代表の名前がネモト・ド・ショボーレだし。
そういえば、ウラ・デ・ジョリンゴが変名のラディー・ウーで出したアルバム『BOO』は、僕にバンドはもうやらなくていいや、って思わせたほどの名盤だったな。
遊び心あふれるセンスにしびれながら、彼らの音楽を聞いていたものです。








というわけで、「シルエット近藤」を、どうぞよろしくお願いします!



今回のセット・リスト

中の島ブルース
夢芝居 
よせばいいのに
鈴懸の道
雪国
野球小僧 
わたし祈ってます
抱擁
愛して愛して愛しちゃったのよ
アカシアの雨がやむとき
なぜか埼玉
私の青空
そして神戸 
越冬つばめ 
東京の屋根の下

(アンコール)
時の流れに身をまかせ

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