2016年9月29日木曜日

長谷川豊氏の「人口透析患者は死ねばいい」ブログを読んで

長谷川豊さんのブログが、「炎上」しているそうです。
数回に渡って人工透析の問題を取り上げていて、その中でどうやらいちばん問題となったのが
という記事。
これはBLOGOSにも転載さてれいましたが、現在は、問題がある記事だったとして削除されています(9月19日に掲載(転載)した長谷川豊氏の記事についてのお知らせとお詫び)。
すでに元ブログにも修正が加えられ、タイトルから「殺せ!」は消えています。

ざっとまとめると、

  • 人工透析はものすごく費用がかかる
  • 患者の多くは、自身の不摂生に原因がある
  • 不摂生した奴らの世話に、真面目な国民の税金を使うのはおかしい
  • 患者自身に払わせるべき
  • 高額だから払えない
  • じゃあ殺せ
いろいろ事実誤認が指摘されています。
ググればたくさん出てきます。
例えばこのブログ
コピペうんぬんではなく、記事の中の間違いを指摘しています。

僕もたくさん検索したわけじゃないけど、どうやら今回は、長谷川氏に賛同する意見はネット上にもほとんどないらしいです。
だから、「炎上」というより「問題記事」として、BLOGOSでも削除されたんだと思います。


と、もうここまで書くので疲れた。
ここから、ようやく言いたいことを書きます。

自分を偉いと思っている人はみにくい。

僕は、人工透析のこと知らないし、長谷川氏の意見が正しいのか、事実誤認ばっかりの記事なのか、わかりません。
でも、少なくともこのブログを読んで、いい気分にはならない。

まず、言葉が汚い。
悪意がある。
内容に関わらず、読んでいて不快です。
僕ね、実は以前は、長谷川氏のブログが好きで読んでたんですよ。
一貫性のある主張をズバズバ言うので、賛否は置いておいても信用できるから。
ズバズバ言うから当然からまれてバッシングされて、それでもブレなくてすごいな、と思っていました。
それがいつ頃からか、どんどん汚い言葉を使うようになってきたんです。
内容に賛同できるときでさえ、読んでいてネガティブな気分になる。
それで、しばらく前に読むのをやめました。
今回なんて、タイトルに「殺せ!」とか入ってるんですよ?
さすがに、自分で修正したようですが。

もうひとつ、自分は頭が良くて「正しい」、という、上から目線を感じます。
(「上から目線」って、嫌いな言葉なんですが、パッと他にいい言葉が見つかりません。)
正直、長谷川氏が「バカども」って呼んで見下してる人たちについては、僕もバカだと思うことが多いです。
氏が感じる憤りに共感もします。
でも、自分が絶対的に「正しい」とは思わない。
そう思ってしまったら、僕も「バカども」と同じじゃないですか。


そもそも、ブログに書き、BLOGOSにも転載したりしてるということは、不特定多数の相手に意見を伝えたいわけでしょう。
僕のように、氏の考えに共感できるタイプの人間でさえも、あまりの暴言・暴君ぶりに、読まないんですよ?
意見の違う相手に伝えるには、感情を抜かなきゃいけないわけで、これじゃあぜんぜん届かないと思います。
そして、意見の違う人たちに伝わらない限り、それは仲間内で盛り上がってるようなことで、広がっていかない。
もしかしたら、そのままじゃ広がらないから、多くの人の目に触れさせるために、どんどん言葉を過激にして「炎上」を利用してるのか、とさえ 疑ってしまいます。

そういう違和感については、医師の方のこちらのブログにも書かれています。
この記事、僕は好きです。


嫌いな人でも、「悪人」とされてる人でも、絶対にいい部分や感心できる部分が、あると思うんです。
逆に、好きな人にだって、そこちょっと嫌だな、という部分がある。
だったら、どんな相手でも、できるだけ少しでもいい部分を見るようにしたほうが、自分だって気分がいいはずです。

さっき、意見が違う人に伝えるには感情を抜かないといけない、と書きました。
自分の感情を相手にぶつけてはいけない。
それでも、相手のいい部分を見るようにすれば、そこに寄り添うような話し方ができると思うんですよ。
相手の感情に、響くと思うんです。
どんなに間違ってるように思える意見でも、意見の裏には理由があって、さらに元となる感情があるはずですから。
その感情レベルから全く一片も共感できない、ってことは、めったにない。


長谷川氏は、話すこと、人に伝えることを職業にしてるはずなのに。
自分でも、そのことに自信をもって誇らしげにしているのに。
どうしてこんな風になってしまったのか。
今では、なんだか急進的カルト宗教の教祖みたいに見えます。
基本的な考え方には共感するだけに、残念です。

そして、僕も強い言葉を使うことがあるので、奢らないようにしなければ。
みにくくなりたくないから。

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