9/12

りぶさんの江口優のソロライブを見に行きました。
上町の亜細亜食堂サイゴン。
けっこう広い。
料理が美味い。

りぶさんの時とはまた違った、リラックスした、朴訥とした音楽です。
「My Blue Heaven」「Mr. Bojangles」で始まり、カバーと自作を混ぜたステージ。
いいな。
彼の好きな音楽が透けて見える。
こういう人が近所の店で演奏してたら、フラッと寄っちゃうだろうな。

彼の後ろでクラを吹いてみたい。
弾き語りの人を見て、たまにそう思います。
僕は前に出て盛り上げるような役回りが多いけど、実はシンガーの隣で、地味に引き立てるようや演奏をやるのが、好きなんですよ。


見に行ってよかった。
やっぱり演奏してる姿を見るのは、いい。
話したりメールしたりする以上のことが、分かります。
人柄、とでもいうのか、大げさに言えば、その人の本質、みたいなことです。
本当に、わかるんですよ。

僕にとってライブって、いい音楽を生で聞く、っいうのはもちろんだけど、もっと、その人に会うというか、知る、つながる、って感覚があります。
音楽の内容の良し悪しより、そういうコミニュケーション的な側面の方が大きいかもしれないくらい。
それがないライブは、つまんない。

自分が音楽をやるのでも、たぶんそうです。
純粋に音楽的なことだけじゃなくて、内面的なふれあいがしたくて、むしろそれがしたいから音楽をやってるんだと思う。
だから例えば、呼ばれて行ってオーダー通り吹いてサヨナラ、っていうのや、いわゆる営業仕事とかは、嫌です嫌いです。

江口くんが、ある曲にインスパイアされた自作曲だと言って歌いはじめた。
はじまった瞬間に、あーこれはドックオブザベイだな!ってわかりました。
そういう、好きな音楽を共有できるのが、またうれしい。
優秀なミュージシャンでも、スキルはあっても音楽を聞いてない人って、多いものです。
それは、違うんですよね。
音楽は、物理的な現象じゃなくって、心を乗せる乗り物(英語でBehilleと言います)に過ぎない。


先週ブルースのライブをやりました。
個人的には、ブルースのマナーが消化しきれてなくて、音楽面で不満の残るものでした。
でも、見た人はみんな、良かった素晴らしいって言ってくれる。
あれも、そういうことだったんでしょう。
人の心に届くのは、僕の音じゃなくて、そこに込められた僕の心なんですよ。 

昨日はちょうど昼間にレコーディングの手伝いでクラを吹いてきて、そこは音に対してシビアな場で、やっぱり自分のスキルのいろいろを痛感するわけです。
でもそこでも、やっぱり感情的なものを乗せたテイクの方が採用されますからね。
まあ、そうじゃない現場もあるでしょうけど。
まず心があって、それをもっとうまく音に込められるように、スキルを磨く。
これが正しく健全なやり方なんじゃないか。


話が逸れてしまった。
やっぱりライブに行くのは、いい!
ってことを書きたかったんです。

そうそう、たまたま昨日の朝、江口くんから、こんど一緒にライブやりませんか?って誘いのメールが来たんですよ。
夜のライブに行くことは伝えてなかったのに。
面白いな。
ライブ後に飲みながら相談して、10/29土曜にやることになりました。
念願の、湘南台・中華三番で。
楽しみです!

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