2016年9月19日月曜日

自由でポップでクレイジーな「大島武宜と伊藤絵里」!

久しぶりに、衝撃的に素晴らしいミュージシャンと出会いました。

山梨の山奥の音楽フェスに出演したんです。

出演者は、知らないミュージシャンがほとんどでした。
自分の出番も終わり、何の予備知識も期待もなくプラプラしている中で始まった、彼らのステージ。
目が覚めました。

なんと言えばいいか。

ギターと、パーカッション&ピアノの二人の、インスト音楽。
エクスペリメンタル?
ジャム・バンド的な、でもグルーヴに重きを置くわけじゃなくて、変拍子も多いけどプログレや渋さ知らず的アングラ・ジャズの閉塞感は皆無。
自由で、ポップで、刺激的です。

HPにいくつか映像があるけど、どれもやっぱりライブの凄さは伝わりきらないと思うから、見に行ってみて欲しい!
中でも良さそうなものを上げておきます。



女の子は、この曲以外ではピアノを弾くことが多かったです。
他にも要所要所で、いろんな小物やオモチャを使うのがまた効果的。

こんなポップな曲もあります。
素敵な農園
これも、ライブでたぶんほぼそのまま演奏されてました。

とにかく、自由さが最高。
「曲」というよりは、フレーズの反復による演奏もあるけど、それでもまったく飽きない。
そして、こういう実験的とも言えるミュージシャンにありがちな、内にこもる感じなない。
ちゃんと「見世物」として成立してる。
お客を楽しませるという意識がしっかりしてるし、何よりもポップなセンスが素晴らしい。
演奏してる姿もすごく楽しそう。
枠組みに囚われずに音楽する喜びに、満ちている。

ああ言葉で説明するのは難しい!
あんまり最高だから書きたくなったんだけど、やっぱりライターとかそういう人はすごいな。


僕はルーツ系の音楽ばかりやってるけど、実は変な音楽が大好きなんですよ。
もともと、「ミュージシャン」になりたいなんて思って楽器を始めたんじゃないですからね。
ボンゾ・ドッグ・バンドがやりたかったんです。
オブ・モントリオールとか。
キャプテン・ビーフハートとかメイヨ・トンプソンとかシャグスとか大好きだし。
わかりやすく言えば、ビートルズの「サージェント・ペパーズ」みたいな、ポップで変な音楽。

プログレは、ポップさがないからダメ。
ぜんぜんダメです。
カンタベリー系も、ダメ(ケヴィン・エアーズは例外)。
渋さ知らず系や中央線アングラ・ジャズも、ダメ。
みんな、すぐ「演奏」に走りたがるからね。
時空を超えたソロとか、あなたのエゴとか、知性のひけらかしとか、これっぽっちも興味ないんで。
あとちなみに、ビーフハートは最高だけど、フランク・ザッパはダメです(これ、たぶん説明難しいんで、こんどまた書きます)。


「ポップ」であることが、重要なんです。
たぶんこれは音楽に対する、僕の根本的な基準で、モダン・ジャズやフュージョンに否定的なことにも通じます。
そして「変」は、イコール自由ということであって、それは驚かされる喜びでもあります。

このふたつの要素が両立してるバンドって、すごく少ない。
日本では、パッと思いつくところでは Mong Hang だけです。もう解散しちゃったけど。
Mong Hang のメンバーは、その後WUJABINBINというバンドをやっています。
いいバンドですが、僕はそんなに興味ありません。
「演奏」の比重が高いので。
けっきょく、ソロ回しの音楽になってしまっていて、ジャズやアート・即興音楽に近づいてしまっている。
モンハンのファンとしては、とても残念です。


「大島武宜と伊藤絵里」は、そんな僕の厳しい基準を軽々とクリアしてくれた!
ライブの最後では、客に鍋や棒を叩かせて、自分たちは楽器を置いて歌って、しかもその客の叩く音を録音していた。
何かでその音を使うんでしょう。
僕もボウルを、叩きました。
最高でした。

ライブ後に声かけて「最高でした!」って言ったら、向こうもコロリダ スを聞いて気に入ってくれていたみたいで。
ジャンルとしては、なかなか絡みそうにないですけどね。
こうやって出会えて、いやー本当にこのイベントに出てよかったなーと思いました。

ふたりは、Senkawos というバンドのメンバーです。
ジャム・バンドみたいな フィールドで活動してるみたい。
YouTubeで聞いてみたら、なかなか洗練されている。
なんとなく「大島武宜と伊藤絵里」の方が好みかもしれないな。
でも、わかんない。
Senkawosは、ライブ見てないからな。
ライブ見てみたいな。
ライブ見ないとわかんない。


曲がりくねった山道を抜けて走った先に、こんな出会いがあるとは。
出会いも、フェスの魅力のひとつです。
行ってよかった!

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