ブログをやめてみた

2月半ばから3月いっぱいまで、ほぼ毎日ブログを書いてました。
もともと、最初にブログを始めた時に、毎日30分はブログに時間を使おう、と決めました。
そのうち書くスピードが上がり、ひとつ30分で書けるようになったので、毎日更新することも大変ではありませんでした。

そうするうちに、何か心が動いた時、これをブログに書かなきゃ!と即座に思うようになってしまった。
それは、いいことなのかどうか。
1日30分でも、その時間を他のことに使えるんじゃないか。
そもそも、書かなきゃ!って、なんで?
よく考えたら分からない。
実際には、書きはじめる前に内容が頭をよぎることもあるわけで、そういう時間も含めたら、1時間くらい使っている場合も、きっとあるかも。
それは、まずい。
もちろん、ブログ書くことで得るものも大きいんですが、やっぱり1時間あれば、他のことできるから。

と思って、もっとスラスラ短く日記みたいに書こう、とやってみたけど、どうやら自分は、書いてるとどうしても頭が回転し出してしまう性分らしい。
そうして頭を回転させて書いてるうちに、もしかしたら世界が震撼するような画期的なアイディアが浮かぶことだってあるかもしれないけど、とにかく繰り返すけど、僕は文章を書くことが生きがいじゃない。
なんとか、うまいバランスがないものか。
じゃあいっそのこと、ブログ書くのやめたらどうか。

と思って、やめてみました。
実は、もう3週間以上、ほとんど何も書いていません。
映画「あん」について書いたのが最後です。
あの時、樹木希林に感動して、これは書かなきゃ!と思ってすぐブログに書いて、後からその「書かなきゃ!」って何なんだろ?と思ったのが、きっかけでした。
それで、たしか翌日に2〜3時間で一気に何本も記事を書いて、あとはそのストックを順次アップしてただけなんです。
いやなんか、急にパッタリやめるのも、いらぬ波紋を呼ぶかな、と思って。
Apple Store のとソウルとジャグフェスの記事はストックじゃなくてその場で書いたんですけどね


で、3週間書かずにいてどうだったか。
時間の使い方が変わった、ということはありませんでしたね。
ブログ書かなくても、何も考えなくなるわけじゃないし、思ったより生活に変化はなかった。
唯一の変化は、ブログに対する気持ちの面ですかね。
書かない期間も、もちろん心が動いた出来事はありました。
でも、もし書きたいと思っても、書かないことにしてるんだから、書かない。
そうするうちに、気持ちが動いても、まあ書かなくてもいいか、とすぐに思えるようになった。
ブログなんて大したものじゃないと、思うようになりました。

毎日書いてみて、今度は書くの止めてみて。
2つの実験をしたことで、ようやくブログに対してフラットな距離感が持てるようになった気がします。
なんでブログ書くのか、と考えてしまうことから、抜けられた。
しょせん、自分にとってブログなんて大きなものじゃなくて、書いても書かなくても、違いはない。
そう思えて安心しました。

これからは、書きたいことを書きたいときに書く!
というスタンスを、ようやく取れるような気がします。
よろしくどうぞ。

コメント