懐かしのデリシャスウィートス

銭湯でライブをやりました。
沼袋の、一の湯。
脱衣所と、なんて呼ぶんですかね?浴場?湯船のあるほうとで演奏しました。
生まれてはじめて、女湯に入りました。
はじめてじゃなかったら問題ですね。

デリシャスウィートスのCD発売イベントに、ペーソスがゲストで呼ばれたんです。
ペーソスで吹くのもさすがに慣れてきました。
はじめてのお客さんにも大ウケで、いいライブだったと思います。
デリシャ(と呼びます)のステージにも一曲加わって、あとはのんびりライブを楽しんで、ゲスト役を満喫しました。

実は、僕はデリシャの初代バンドメンバーなんですよ。
主催のハイヂはもともと、自分の作った服のファッション・ショーをやってて、ライブハウスでやるようになって、生バンドが加わるようになったとき、そこでサックスを吹いていました。

3回くらいライブやって抜けて、そこからは、まあ友達がバンドメンバーやダンサーだったりしたけど、それでもだんだん疎遠になって、僕が渡米したりもあって、たぶん10年くらい連絡もとってませんでした。
まさかまたデリシャで吹く日がくるなんて!

久しぶりの顔があります。
ギターのベンジャミンも最初からのメンバーで、途中抜けてた時期もあったらしいけど、通算もう20年くらいデリシャで弾いてることになる。
ぜんぜん変わってない!
髪には白髪も増えたけど、長髪、ヒゲ、サングラスのスタイルは昔のまま。
いやーなつかしい!

そもそもハイヂが変わってない。
本当に、着てる服までおんなじです。
おんなじ人が、おんなじことを20年くらい続けてる。
ウソみたいです。
すごい。

他にも10年間以上ぶりに会う人たちがいて、うれしい夜でした。
仲間内で、つきあって別れてまた違う人とつきあったりして、コミューンみたい、ってハイヂは言います。
たしかにそのくらいの「家族」感がある。
誰も気どらず、自然体で、いろんなことをシェアし合っている。
僕が久々にそこにいっても、すんなり受け入れてくれる。
まあ、実際はいろいろ大変なこともあるんだろうけど、こんなに居心地がいいと思える場って、そうはない。



10年もたてば、みんな変わります。
いい意味でも悪い意味でも。
音楽やってたりすると、歳をとれば、家族やらお金やらの問題で、こぢんまりしていく人が多いものです。
実際の生活だけじゃなくて、人間がこぢんまりと、つまんなくなる。
そうして、だんだんお互い会わなくなって、「仲間」「家族」感は失われていく。

そう、会わなくなるんですよね。
みんな外に出なくなる。
もちろん家族とか生活とか体力とか、いろんな理由があるでしょう。
でも、けっきょくそんなのぜんぶ言い訳なんですよ。
ただ臆病で面倒なだけ。

べつに家族とうまくいってなくたって、生活が苦しくたって、いいじゃん。
そういうのも笑って他人とシェアできたら、すごく楽だと思うんだけどな。



この文章は、木曜に途中まで書いて、いまは土曜で、最初に何を言いたかったのかわかんなくなってしまいました。
懐かしかった、ということから考えて、人に会いに出かけることについて書きたかった気がします。
会いに出かけると、かならず得るものがある。
話さなくても、そこにいるだけでいい。
いろんなことをいろんな人と分け合う、シェアし合うのがいい。
みたいなことをね、書きたかったんですよ、たぶん。

今回はここまで。



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