バイユーゲイトとW.C.カラスとGWO

一昨晩は、三鷹バイユーゲイト11周年記念ライブ週間の、最終日。
W.C.カラスと一緒に演奏しました。

バイユーゲイトは、僕にとってはスペシャルな店です。
まだGolden Wax Orchestra を始めたばかりの頃に、出演しました。
コレが面白いのか何なのか、まだ自分でも分かっていませんでした。
その時にマスターのユウさんが絶賛してくれたことで、ああコレやっていいんだ!という確信が持てたんですよね。
それ以来、定期的に出演し、まさに腕を磨かせてもらってきた場所です。

カラスさんにとっても、バイユーゲイトは特別な場所です。
全国ブレイクのきっかけを作ったのが、ユウさんなんですから。
バイユーを東京の「ホーム」と公言して、レコ発は今でもバイユーゲイトでやっています。

僕とカラスさんが出会ったのも、バイユーゲイトのおかげです。
会う前から、お互いにユウさんから名前を聞いていましたからね。
初対面では、やっと会えた!と嬉しくて、最初から親しいような気分だったのを、覚えています。


だから昨日は、楽しみでした。
前日まで、気合い入れるぞ!やるぞ!って思ってました。
それが当日になってみると、リハも本番でも、僕はいつになくリラックスしてたんですよね。

「ホーム」感、なんでしょうか。
GWOは自分のバンドだから、ステージの責任を負う、という感覚が、いつもあります。
それが昨日は、なかった。
ユウさん、カラスさん。
そして、お店を好きなお客さん。
とてもいい気分でした。



前半はGWO。
W.C.カラスがバッキングを務めます。
カラスさんがギター一本でバックをつけるなんて、まずないことでしょう。
いい意味でゆるい、ライブ感あふれる演奏になりました。
こんなリラックスしたライブなんて、なかなか日本では見れないと思いますよ。
すげーよかったですよ。

後半はW.C.カラス。
弾き語りに、僕がクラリネットで加わります。



前半は生音でしたが、歌のバックでは小さい音も使いたいのでマイクを立てました。
サングラスを外し衣装も替えて、気持ちを切り替えて。

カラスさんは、予定調和にしない人。
どんどん煽ってきます。
いまやってる曲がこのままいつ終わるのか分からない。
ソロも、終わろうとしてもまだ終わらせてくれない。
歌のバックでこんなエネルギー使うとは思いませんでした。
燃えました。

モアリズムのアントニオ佐々木さんが聞きに来てくれたのも、嬉しかった。

ああよかった。
こういう日は、終電がうらめしい。


バイユーゲイトは、僕にとっては憧れのお店でもあります。
ルーツミュージックの素晴らしい先輩たちがたくさん出演している。
僕なんて、聞いてきた音楽の量も、演奏経験も、まだまだまだまだです。
浅く広く軽いですし。
卑下してんんじゃなくて、本当にね、知れば知るほどに、尊敬、としか言葉のない、音楽に身を捧げてきたようなミュージシャンが、たくさんいるんですよ。
その長い列の末尾に並んでいられてるような光栄な気分が、昨日もありました。

あまりこういうことを考えたことはなかったけど、「ホーム」ってこれなのか。
バイユーゲイト11周年。
おめでとうございます!


GWOセット・リスト

When A Man Love A Woman
I Won't Cry
I'll Change My Style
Dark End Of The Street 
Congo Mombo
Please Send Me Someone To Love
Lonely Man
Love Me Tender
Keep On Pushing

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