いま『桐島、部活辞めるってよ』見て興奮している

早書きします。

『桐島、部活辞めるってよ』を見た。
ずっと気になってた映画。
みんないいっていう。

すごく良かった。
びっくりした。
繊細なのに、気取らない、とってもいい映画。
説明的な余計なシーンがぜんぜんないから、1時間半ちょいの長さで十分。
短い映画っていうのは、いい。
終盤のゾンビのシーンで、わけのわからない感動が押し寄せてくるのには、驚いた。
突然ゾンビが襲いかかってくるのを見て、なんで感動するんだろう。
熱量、かな。
自分が高校生の頃って、自分でもよくわからない熱や衝動が、理由もなくわきあがってくることがある。
そういうのに、通じるのかもしれない。
やられた!と思った。
もっとやってくれ!と、興奮で泣きそうに見ていた。
8mmの映像も、効果的にグッとくる。
俳優はみんな若くて、案の定、誰一人として演技はうまくない。
でも、それでもこんなにいい映画になるって、すごいな。
こんな映画、他にないでしょう。
素晴らしい。

もっと早く、見とけばよかった。
これの公開時は、まだ映画をそこまで見てなかったし、邦画なんてよけい興味なかったんだよな。
いまは、映画を見るようになった。
見たい映画がたくさんある。
レンタル屋に行けば、これも気になる、これも見てない、っていうのばっかり。
何せ20年くらい映画をほぼ見てなかったから、むかし見た映画も忘れてて、もう1回見たい、って思う作品も多い。
俳優も監督も、名前を忘れてたりする。

『桐島〜』は、鼓舞してくれる。
その意味で、正しい青春映画です。
見終わって、ああもっと楽器を練習したい!と、思わずにいられない。
そう、楽器を、音楽をやりたい。
でも、映画だって見たい。
気になる新作もあるけど、やっぱり名画も見なくてはならない。
新しい映画もどんどん作られる。
本も読みたい。
全部はできない。

こんなブログなんか書いてる間に、音楽のなにかやればいんだけど、感動してしまった時にはそうもいかない。
だから、この感動をここに残して、今日費やしたものを、明日からの燃料にするわけです。

いい映画はいいね。
どんなときも、裏切らない。
いい音楽も。

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