Brian Hill and The Noh Starrs!

久々にグッと来るミュージシャンと出会いました!
Brian Hill and The Noh Starrs!



初期オブ・モントリオールのようなDIY的ヘンテコさ!
上の2個目の曲なんて、ベルベット・アンダーグラウンドみたい!
もちろんMVのセンスもいいね!
朝に落ち葉を掃きながらアルバム通して聴いて、そしていま2週目をかけながらこれを書いてます。

聴きながら、自分の音楽の趣味について考えました。
僕の音楽的ルーツは、いわゆる60年代ロックと、そこから繋がっていくブラック・ミュージックだと思ってます。
ハタチの頃はアメリカやイギリスの昔のバンドを聴きまくってました。
でもそれが、わりと数年前かなー、そうしたバンドをあらためて聴き直してみたら、ぜんぜんいいと思えない。理由は明白で、リズムがよくないからなんです。
わかりやすい例を出せば、黒人音楽をたくさん聴いた耳には、ローリング・ストーンズなんてぜんぜんグルーヴィじゃないわけで。まあ、ストーンズを好きだったことはないんだけど。
大好きなヴァン・モリソンであっても、歌はいいけど演奏がダメで、数作品をのぞいてもはや聴いていられない。ゼムの頃なんて論外です。
キンクスも、昔は大好きでほぼ全作品聴いてたんだけど、いま聴くとぜんぜんダメ。
っていっても、「マスウェル・ヒルビリーズ」は今でも大好きなんですよ。
ビートルズも好き。あとベルベット・アンダーグラウンドも。
どちらもリズムはいいと思わないけど、今でも聴ける。

こうしてみると、リズムが悪くても、音楽的に面白ければ聴けるんですよ、きっと。そうすると、面白いとはどういうことか、って話になって、それはきっと、「変」さだと思います。ヘンテコ、ストレンジさ。
Brian Hill and The Noh Starrsもヘンテコです。いまずっと流してるけど、たぶんこの人とは音楽の話が一晩中できるだろうな。
いいミュージシャンと演奏するのは単純に楽しいけど、好きな音楽の話をすることも、とっても楽しい。その両方が揃ったら最高なんだけど、なかなかそういう人に出会うことは少ない。
N.Y.行って、Brian Hillと話してみたいな。
とりあえず、当分ヘビロテ決定です。

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