of Tropique "La Palma" - やればなんでもできるもんだ

10/10にオブ・トロピークのアルバム『La Palma』が発売されました。絵と音のコラボレーションによる「空想トラベルブック」という形で、本屋に並んでいます。
CDと違って、本って「モノ」感があって、できたときには感動しました。重いしね。装丁にもこだわったので、自然と丁寧に扱います。
音楽はもちろん、パッケージとしても良い作品ができたと、自負しています。

本当は、こういう文章は発売してすぐ書くべきなんですが、もう1ヶ月も経ってしまいました。言いわけは、忙しかったから。of Tropiqueのウェブサイトに、いろんな人のインタビューを掲載することになって、それを僕が一人で担当してるんです。
アポ取って会いに行ってインタビューして写真撮って、録音を文字に起こして記事に仕上げて、タイトルや写真の指定まで。
まだ公開してないものも含めて、いまのところ6本。ほとんど週1本のペースです。
なので、パソコンでもスマホでも文字の打てる環境では、常に記事のまとめをしていて、ブログを書くヒマがありませんでした。

インタビュー記事を書いたことなんてないから、インタビュー入門みたいな本や、いろんな対談集まで読んで勉強しました。写真だって初心者だから、試行錯誤の連続です。 
なんで素人の僕がやることになったかって、他の人がやらないから。やりたくてやってるんじゃないんですよ、本当に。
もちろん、ある程度はやれるだろう、とは思ってたし、実際やってみると楽しくもあります。でも、正直、大変すぎる。楽器の練習時間すら侵食されて、何をやってるんだろう、とふと思うこともたびたびです。
まだまだインタビューは続けますが、さすがに週1本のペースはもう落ち着いたので、今後は楽にやれといいな。

しかしまあやってみれば何でもできるもんです。
今回のアルバムでは音楽面でも、曲も書いてるし、宅録もしてるし、パソコンで音作りもしています。すべて、1年前にはやってないどころか興味もなかったことばかりです。
楽器演奏みたいに肉体的なトレーニングが必要なことは別にして、たいがいのことは、真剣にやればできる。
と、ずっと思ってたのが、新しいことをやるたびに確信に変わっていきます。そうして、なんでもできるって確信が強まるほどに、未知のことにチャレンジできる。歳を取って経験を積むほどに、可能性が広がっていきます。
まさか音楽やってて本を出すことになるとは思わなかったし、ペーソスでは寄席に出てるし。予想外のことばっかりで、とっても面白い。
まだまだ楽しみです。

渾身の名作『La Palma』。見本を置いている書店もあるし、音はApple Music、Spotify などの主要な配信サービスでも聴けるので、ぜひチェックしてみて下さい!






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