アルトを買った

なんてこった。
3月はブログを1回しか書いてないじゃないか。
そしてもう4月も1週間経ってしまった。

前回も書いたが、頭の中がいそがしい。
of Tropique のせいだ。
いつも考えている。
動画に音をつけてInstagramにアップすることも、やっている。https://www.instagram.com/oftropique/?hl=ja
週2〜3本が目標だ。
バンドのメンバーがそれぞれ音を作って共有しているんだけれど、みんなのんびりしているので、僕が曲を作らないと進まない。
作曲なんて興味もなかったのに、インスタ用だけじゃなくて、バンドの曲も書いている。
アイディアをいつも考えていて、そのためにいろんな音源を聞いたりしている。
楽しいからいいんだけど、かなりそこに時間を使っていて、楽器の練習時間も減っている。

そんな状態で、サックスを買ってしまった。
of Tropique のレコーディングに使おうと思って。
欲しい音色があって、そのためにわざわざ古い楽器を探した。
1919年製の、Connのアルトサックスだ。
十条のカフェ門戸というお店の店主から譲ってもらった。
この店がまた素晴らしい。
なんとステンドグラス職人でもあり、内装を自分たちでやったという店内は、どこもかしもステンドグラスだ。
こんな店見たことない。
音楽好きな人で、古いギターや、変なスピーカーやレコードプレイヤーが置いてある。
こういう人から買えてよかった。

僕はサックス奏者ではないので、楽器の細かい状態まではわからない。
よく鳴るし、古い楽器ならではの吹奏感が気持ちいい。
即決だった。

しばらくして、やはり調子がイマイチな気がしてリペアに持っていったら、オーバーホールが必要だ、と言われてしまった。
普通に吹ける状態ではないらしい。
僕がちゃんと全音域で鳴らせることに、驚かれた。
そもそも僕は古い楽器に慣れていて、自分でねじふせて吹いてしまうようだ。
クラリネットも古い特殊な楽器を使ってるから、ちょっとくらい息がもれる状態でも、キイの動きが悪くても、まったく気にならない。
楽器ってそういうものだと思ってしまって、基準がずれているのだろう。

そんな状態のアルトだけれども、吹いてると楽しい。
今の楽器にはない、独特の吹き心地がたまらない。
最初は、レコーディングでちょっと使うくらいに考えていたのに、もっと練習したい気持ちが湧いてきた。
それなら、オーバーホールした方がいいだろう。
金はかかるけど、働けばいいことだ。
なんとかなる。

明日のライブで使って、そして明後日、リペアに預ける。
1ヶ月かかるそうだ。
早くまた吹きたい。

クラリネット奏者のはずが、俺はどこへ向かっているんだろう。
ワクワクする。


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