2017年10月8日日曜日

どうやらYouTubeがすべてのようだ

飲んでて、からまれました。
知り合いなんだけど、そんなに話したことはない、年上の人。
会ったのも偶然で、1年以上ぶりです。
お前なんであんなバンドやってんの?
から始まって、彼の連れの、僕は初対面の人に、こいつの音楽ホント最低なんだよ!って言ったり。

それは別にいいんですよ。
その人は、そういうことを言うキャラなんで。
年下に説教したり、あれ知らないんじゃ音楽聞く資格ない、とか言ったり、とにかく口の悪いのを楽しんでる人。
それにきっと本当に心から言ってるわけじゃない。
だってそんな嫌いなら、飲んでる席にわざわざ呼ばないでしょう。
たぶん酔ってたのか虫の居所が悪かったのか、おいおい言い過ぎじゃん?って、連れの人たちが心配してくれたほどでした。

でも、ひっかかったのは、罵倒されたことじゃないんです。
あんまりしつこいから、ためしにライブ聴きにきてくださいよ、って言うと、お前の演奏ぜんぶ聞いてるから、って笑うんです。
いやいや待ってよ。
僕の演奏1〜2回しか聞いたことないじゃん。
それも野外のフェスで同じ会場にいたってだけで、お客としてちゃんと聞いてたわけではたぶんない。
そしたら、YouTubeけっこうチェックしてるんだよ、って。

おどろきました。
すごい音楽好きな人なんです。
レコードやら音質にもこだわるような、それで聴いてる音楽も僕と近いし、意思をもって音楽に接して生きている。
それなのに、YouTubeなんだ。

YouTubeって、楽曲の魅力を伝えるには適してると思いますよ。
でも、ライブが素晴らしいミュージシャンの場合、YouTubeじゃ良さがわからないことが多いものです。
だからライブに足を運ぶんだし、少なくともYouTubeで判断なんてしない。
っていうのは自明のことと思ってた僕の価値観が、ズレていたことを思い知らされました。
その人、本当にかなりの音楽好きなんですよ。
そんな人でも、いまではYouTubeで音楽を聞き、それでいい悪いの判断をしているなんて。
YouTubeのライブ動画を信用しない僕は、どれだけ少数派なんだろう。

どうすればいいんだろう。
ライブで勝負するミュージシャンは、じゃあ動画をアップしなければいいのか。
うーん、でもネット上になにも参考資料がない、というのは、いまどきよろしくない気がします。
だから、みんな悪くないものを選んでアップしてるはず。
僕も自分でアップしてるのは、GWOの3本と、バンジョーとのデュオで1本だけです。
あとは所属バンドのものもあるけど、そっちでもそこまで変なのは、きっとない。
けど、お客さんが勝手にアップしちゃうこともあるんですよね。
僕の場合も、削除をお願いしても無視されてそのままになってる動画があります。
その動画で判断されたくないから削除したいんだけど、できない。
周りでも、そんなこといっぱいあります。

本当に、どうすればいいのかわかんないけど、まあしかし勉強になりました。
いまではミュージシャンをYouTubeの動画のみでジャッジするのが当たり前、ということを、身をもって知りました。

そういえば、ちょうど先日、尊敬する年上のミュージシャンと話していたときのこと。
いまの若い奴にあれいいよ、って過去の名盤なんかを教えても、あとでYouTubeでチェックします、で終わってしまって、アルバム買ってじっくり聞いたりしないのは、あれはよくないよ軽すぎるよ、って嘆いてた。

そういうのなんだか悲しいな、と思うこの気持ちも、時代遅れなのかもしれません。




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