流されて、ミックス

またしても久しぶりのブログです。
ここしばらく、書きたいときに書く、という状態が続いていました。
けど、書きたいことがある時って、内容を考えてるうちに時間が過ぎていく。翌日になるともう書きたいと思った感情は過去のもので、そのまま放置してしまうんですね。気持ちと時間とエネルギーが揃わないと、書けない。
この調子じゃそのうち更新が止まってしまうかも、と思って、今日から毎週なにかしら書くことに決めて、とりあえずその一発目。


ここしばらく、曲のミックス作業をしていました。
映画に曲を提供することになったんですよ。
で、エンジニアに頼む予算もないし、ミックスまでやることにしたんです。
自分で録音して、各楽器のバランスを調整して、音の質感とかいじって、完成品として渡さなきゃいけない。
いつかは一人で音源を完パケできるようにならないと、と思ってはいたけれど、とにかく機材・パソコン・数字に苦手意識があって、ずーっと後回しにしてたんですよね。
ああついに、やる時がきたか。

ミックスは専門的な作業だしやったことないし自分でやれるのか。まあ、映像のうしろで流れるわけで、音楽作品として聴くわけじゃないし、最終的には映画のスタッフがセリフやその他いろんな音と一緒に調整するんだろうし、1週間もがんばれば何とかなるだろう!と思ってググりまくって少しづつ作業を進めました。
そして、さっき終わりました!いやーしんどかった!
これが、果たしてクオリティ的にどうなのか、正直わかりません。
でもまあ、使用に耐えるだけのものには、なったんじゃないだろうか。
できることはやりました。


それにしても、よくやるよ俺も。
1年ちょっと前までは、曲を書いたこともなければ宅録したこともなかった、とうか機材すら持ってなかったのが、ついに一人で曲を完成させるようになるとは。
そもそも、作曲も録音もアレンジも音源制作も、やりたかったわけじゃないんですよ。必要に迫られたり、他人の要望に答えるために、仕方なく始めたんです。
いざやってみれば、音楽のことだし、それなりに楽しいわけですが、今回みたいにミックスなんかに手をつけて煮詰まったりすると、楽器だけ吹いてればどんなに楽だろう、とついつい思ってしまう。
それこそジャズミュージシャンかなんかで、音楽のことなんて考えずに、毎日ただ演奏だけしていたら、それってどんな気分なんだろう。

やっぱ想像もつかないや。

いままで夢や目標とは無縁に生きてきたし、これからも流されるままにやっていくんだと思います。
って言うといい加減なようだけど、実は流されることの方が勇気と自信が必要なんじゃないだろうか。
まあ、そんなこと考えてるのは時間の無駄。
とりあえず、ブログ毎週書きます。



ミックス作業で疲れたので、いちばん好きなクラリネット奏者Rudy Balliuの録音を。
こんな風に脱力してシンプルに演奏できたらいいな。


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