Web Site を作りました

個人のWeb Site を作りました。
これからは、ライブスケジュールもそちらで確認をお願いします。
(画像クリックで飛べます)



もはや音楽活動があまりに雑多になりすぎてて、全貌を1箇所で見れた方がいいだろう、としばらく前から思ってたんです。
あと何度も書いてるけど、管楽器をやってるというだけで、演奏を聞く前から「ジャズミュージシャン」と思われるのがつくづく嫌で。かといって、他の特定のジャンルを追求してるわけでもない。それで「アルバート式クラリネット奏者」って名乗ってたんですが、この機会に「ロッククラリネット奏者」にしました。
僕にとってロックっていうのは、いろんな音楽が混ざっていてなんでもオッケーで、それでいてメロディや大衆性を失わない音楽。ポピュラー音楽や大衆音楽って呼んでもいい。時代で言えば60〜70年代、ざっくりビートルズからザ・バンドあたりの流れが僕の原点です。ライ・クーダーやタジ・マハル、イギリスならロニー・レインやキンクスとかが、いろんな音楽をどんどん自分の演奏に取り入れていっていた時代。そんなミュージシャンを経由して、僕はジャズやブルースやカントリーや、南米やヨーロッパや世界の音楽へと聞き進んできたんで、肩書きを名乗るなら「ロック」しかないだろう、というわけです。

このブログは残して、その時々で書きたいことがあれば、あるいは長文のインフォメーションがあるときに更新するつもりです。
よろしくお願いします。


で、実はサイトを作るのは昨日思いついてはじめたことで、それまでは6月もブログで予定を更新するつもりでいました。で、いつもスケジュールの後に載せてる文章もすでに書き終えてたんで、それだけ以下に残しておきます。



 ペーソスで毎月出演していた新宿二丁目道楽亭のマスター、橋本さんが亡くなりました。突然の訃報でした。お店の今後についてはまだはっきりしていませんが、もし営業を続けるとしても、橋本さんはもうそこにはいません。
もうずっと、ペーソスのライブは基本的に道楽亭しか参加していません。フラっと自転車で行って演奏して常連のお客さんと打ち上げをやって、「ライブ」というより月イチの飲み会みたいな感じでした。
もし道楽亭のライブがなくなったとして、僕は他の店のペーソスのライブに出ることもできるけど、道楽亭のお客さんがそっちに来てくれるとは限りません。みんな、打ち上げも合わせて楽しみに来ていたんだと思うから。いままで毎月会ってた人と、これから会わなくなるかもしれないんだな、とつい想像してしまいます。

コロナでライブがなくなった時にもそんなことを考えました。
ライブに何度も来てくれるお客さんとは自然と仲良くなります。小さい店なら終わってから一緒に飲むし、なんなら僕が誰かのライブを見に行くと、同じお客さんがそこにも来てるってこともありました。しょっちゅう会うから友達みたいな感覚でいたのが、ライブがなくなったら、会うこともなくなったんですよね。ライブがないのにあらためて飲みに誘うのも躊躇してしまう。演奏ができないことに加えて、みんなに会えないことがさみしかったのを、今回また思いかえしました。

音楽をやっているといろんな人と出会う機会があることが、たぶん僕が楽器を続けてる理由のひとつと思うけど、実はそれってとても恵まれてる。音楽を、というかライブをやってなかったら、新しい人との出会いがどれだけあるだろうか。
隣の家の一人暮らしのおじいさんが、家にいると誰とも話さないからスナックに昼カラオケしに行く、って言ってたのを思い出します。
ペーソスだってあと何年続くかわからないし、他にも年配のミュージシャンはまわりにいっぱいいるし、店主が高齢のお店もある。10年後には、ミュージシャンもお店もお客さんも、自分を取り巻く環境はだいぶ変わっているんだろう。

橋本さんのことを思い出しながら、そんな当たり前のことをあらためて考えます。
だからどうする、っていうこともないんだけれど。

コメント