今年は演奏したい

あけましておめでとうございます。
いつも月末にブログを更新しているのが、月が変わってしまいました。
年内に終わらせる予定だった of Tropique の新曲のミックスの作業にかかりっきりになっていました。けっきょく1日遅れで仕上がって、やっとブログを書いてます。
ポートランドのMarmosetというエージェント会社に渡すために作っている曲なんですが、明確に締め切りがあるわけじゃないから、なんとなく作業が遅れてしまっていて。そしたら、年末に突然その会社から荷物が届いたんです。開けてみると、プレゼントが入っていました。キャンドルとコーヒー豆とチョコレートとカードゲーム(実際にはゲームじゃなくって説明が難しいんですが、Icebreaker Starter Packというものです。)とMarmosetのニット帽と、僕がやりとりをしているスタッフからの手紙と。
おどろきました。
たしかにアメリカではクリスマスやらことあるごとにカードやプレゼントを送る習慣があります。でも、僕は会社に数多く登録している楽曲提供者のひとりに過ぎないし、けっして大きな利益を出しているわけでもなくって、しかも海外にいて直接会ったこともないのに。
手紙には、来年はもっといいコラボをしよう!なんて書いてあります。日本にいるとギフトを贈る習慣もないから、こういうのが久しぶりで余計に心が暖まりました。
実は、秋頃までにはクラリネットをメインにした作品を送るよ、って担当に伝えてあったんです。当初は10曲くらいのつもりが、読みが甘すぎてけっきょく4曲しか作れず、それもまだ完成していない。このままじゃ俺はクソ野郎になっちまう、と思って、素材の揃っている曲についてはなんとしても年内に仕上げよう!と決心したんです。
ちなみに、カード以外のプレゼントは、すべて会社のあるポートランド産のものでした。ポートランドって、いい町らしいですよね。カフェカルチャーの流れでもよく取り上げられてたり、クラフトビールやその他いろいろの個人経営的スモールビジネスで町が回っているらしい。そんな会社からメンバーとして歓迎してもらえるなんて、とても嬉しいことです。個人的には、大好きな映画監督ガス・ヴァン・サントの町、ということもあるし、いつか行ってみたいな。
やっぱ、大事なのは、人ですよ。

少し前からライブもぼちぼち再開してきました。もうこれからは制作だろうと思ってたし、あんまり自分からライブやりたいという気持ちもなかったんですが、人の演奏を聞くと、やっぱり自分もやりたくてたまらなくなります。だから、今年は演奏します。もっとクラリネットプレイヤーとしての活動をしていきたい。
誰とどんな音楽をやるかは全く予想もつかないけど、今年もよろしくお願いします。



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