アホの町で、音楽をやる

「自粛」が「解除」された。
飲食店が24時まで営業可能になって、夜は飲み屋に人があふれてる。
もちろん誰もマスクはしていない。
「ソーシャルディスタンス」はそこには存在しないように見える。
でも、飲んだ帰りに電車に乗れば、またマスクをして神妙な態度に戻るんだろう。
アホらしい。
そういえば小池百合子主催の「東京アラート」という都庁を赤くライトアップする意味不明なイベントもあった。
小池百合子は都知事としてはキャッチコピーを考える以外にほとんど何も役に立つことはしてなくってアホなんじゃないかと思うけど、それでも人気があるらしい。
東京はきっと、アホの住む町なんだろう。
そもそもアホじゃなければ、ニューヨークやパリと肩を並べた気になんて、とても恥ずかしくてなれないよな。

いまや音楽は差別の対象だ。
ずっとそうだったし、音楽をやってると言うと蔑む目で見られてきたけど、最近の扱いは露骨すぎてさすがにひどい。
ここ10年、20年、少なくとも先進国と呼ばれるような国々には、差別をなくそうという流れがあるのに、日本はまるで反対に、どんどん差別が加速してきた。
麻生太郎が「おたくの国とは〜民度のレベルが違う」という、ナチスドイツか!というほどの差別発言を悪びれずにする。
日本の国営放送は、Black Lives Matter として世界に広がる差別反対運動を、おちょくったような偏見に満ちた動画を流す。
そんな差別国家の、アホばっかり住む町で、差別の対象とされ演奏する場所も奪われ、さてこれからどうしよう。

と、この「自粛」中に、宅録をはじめた。
前からやってはいたけど、もう少し真面目に。
そのおかげで、ライブ演奏以外の可能性が見えてきた気がしている。
自分ひとりだけじゃなくって、「リモート」で誰かと曲を作ることもできる。
いまも、ずっとファンだった海外のミュージシャンと一緒に音源を作る話があって、デモをやりとりしている。とても楽しみだ。
住む場所が違っても、同じ価値観を持つ者同士で繋がれる。
それは素直にとっても嬉しい。

このブログは、なんとなく月イチ更新にしてるけど、次回書くときに自分は何をしてるだろうか。
演奏活動を再開してるんだろうか。
自分でも予想がつかない。
楽しみだ。
まあ、社会状況も予測不能だしね。
とりあえず、なんとかやってます。


コメント